向こう1か月の北海道は、来週にかけて上空の寒気が強まり、寒の戻りがあるでしょう。積雪が再び増える所もあり、一時的に季節の歩みは足踏み状態となりそうです。

1週目(3月16日〜3月22日) 寒の戻り 雪や風の強まる所も

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今日(14日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。17日(日)に低気圧が北海道付近を通過した後、22日(金)頃にかけて、北海道の上空には寒気がとどまるでしょう。そのため、平年を3度前後下回る気温となり、稚内や網走など道北やオホーツク海側では真冬日となる日もある見込みです。雪解けのペースは、今週に比べると遅くなりそうです。また、日本海側やオホーツク海側では、18日(月)を中心に積雪が増える所もあるでしょう。

2週目(3月23日〜3月29日) 雪解け再び順調に 春休みのレジャー中など注意

この期間の道内は、天気は数日の周期で変わり、太平洋側やオホーツク海側は平年と同様に晴れの日が多くなるでしょう。平均気温も平年並みで、再び雪解けが進みやすくなりそうです。春休みに入り、レジャーなどで北海道を訪れる方もいらっしゃるかと思いますが、雪解けによる事故には注意をしてください。

3〜4週目(3月30日〜4月12日) 根雪の終わりは平年より早い?

この期間の道内は、天気は数日の周期で変わり、太平洋側やオホーツク海側は平年と同様に晴れの日が多く、平均気温も平年並みで経過する見込みです。平年の根雪の終日は、この期間までに迎える所が道内では多くなっています。今日(14日)現在、道内の積雪は、平年を下回っている所が多いため、ほとんどの地域で、根雪終日は平年よりも早くなりそうです。一方、札幌の積雪は平年より2割ほど多く、道北の留萌では平年の2倍近い積雪となっており、日本海側など一部の地域では、根雪がなくなるのは平年よりも遅くなる所が出てきそうです。