今週は真冬の寒さが戻ってくるでしょう。春分の日20日(水)は、東北や北陸、関東の山沿いを中心に大雪の恐れもあります。この先、気温の変化が大きく、天気も短い周期で変わるでしょう。年度末で忙しい時期ですが体調管理にご注意ください。その一方で、桜の開花は迫っていて、今週にも桜の便りが届くでしょう。

1週目(18日〜24日)寒の戻り 20日春分の日は大雪の所も

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この先の天気の特徴は、「気温」と「天気」の変化が大きいことです。真冬の寒さの日もあれば、初夏を思わせるような暖かい日もあるでしょう。天気の変化も早く、服装選びや傘の有無も気になりそうです。では、詳しく見ていきます。

あす18日(月)と19日(火)は、移動性の高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。寒気や気圧の谷の影響を受ける北海道から東北の日本海側や北陸は雪や雨となりそうです。

20日(水:春分の日)は、日本海から近づく低気圧が東北付近を通過し、この時期としては強い寒気が流れ込むでしょう。東北、北陸は雪が降り、仙台など東北の太平洋側の平地でも雪となりそうです。山沿いを中心に大雪になる恐れもあります。こちらへお出かけを予定されているかたは、雪対策はしっかりしましょう。関東や東海も一時的に雨が降り、標高の高い所では雪となりそうです。

21日(木)は、寒気の影響が続く、北海道から東北の日本海側や北陸では、天気は変わりやすく、雪の降る所もあるでしょう。北海道から東北の太平洋側や関東から九州にかけては、広い範囲で晴れる見込みです。22日(金)になると、日本海側も天気が回復して、全国的に晴れるでしょう。

23日(土)と24日(日)は、春の天気らしく晴れは長く続かないでしょう。次の低気圧や前線が日本付近を通過し、雨の降る所が多くなりそうです。湿った空気も流れ込むため、雨や風が強まる所もあるでしょう。

最高気温は、22日(金)にかけて全国的に平年並みか低い予想です。特に20日(水)から21日(木)は、真冬並みの寒さの所もあるでしょう。この週末など春先取りの暖かさの所も多くありましたが、まだ冬物の服が活躍しそうです。気温の変化が大きくなりますので、体調管理にご注意ください。

いよいよ桜のシーズン 今年最初の桜の便りは?

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桜の開花が近づいてきています。13日に日本気象協会が発表した、「2024年桜開花予想(第4回)」によると、20日(水)に福岡や高知で桜前線のスタートを切る予想です。翌日の21日(木)には東京や京都でも桜の便りが届くでしょう。記録的に早かった昨年と比べると遅くはなりますが、それでも全国的に平年並みか早い見込みです。3月末までに、九州から北陸にかけての広い範囲で開花するでしょう。

2週目(25日〜30日)春休みは雨の日が多い

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期間後半に入ると、気圧の谷が日本付近を短い間隔で次々と通過する見込みです。

北陸から九州にかけては、雨の降る日が多くなるでしょう。学生の多くが春休みに入りますが、お出かけにはあいにくの天気となりそうです。ただ、連日雨マークがついている所もありますが、雨が降り続くというより、降ったりやんだりを繰り返すといった天気になりそうです。最新の予報を確認して、お出かけや花見などの計画を立てるとよいでしょう。また、28日(木)は、まとまった雨になる所が多くなる見込みですのでご注意ください。北海道や東北は晴れる日が多くなりそうです。

最高気温は、全国的に平年並みか高い予想です。札幌は7℃前後の日が多いでしょう。仙台や金沢は14℃から16℃くらいの予想です。雪が多く残る地域では、なだれに注意が必要です。東京から福岡にかけては、18℃前後の日が多く、雨が降っても気温は高めでしょう。桜も順調に花が咲いて、満開の便りも続々と届くかもしれません。最低気温も高めですが、朝晩との気温差は大きくなりそうです。服装選びに難しい時期ですが、脱ぎ着しやすい服装を選び、体調を崩さないようにご注意ください。