今日20日も広範囲で花粉が飛散するでしょう。スギ花粉のピークを過ぎてヒノキ花粉が飛び始めている所も。さらに、花粉の飛散に加えて、黄砂の飛来にも注意。

花粉に加えて黄砂も

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今日20日も九州から東北にかけての広い範囲で花粉が飛散するでしょう。九州などスギ花粉のピークを過ぎ、ヒノキ花粉が飛んでいる所もあります。さらに花粉に加えて、一部地域に黄砂も流れ込みそうです。わずかではありますが、黄砂で車や洗濯物が汚れてしまう場合がありますので、ご注意ください。

週間花粉情報

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明日21日から22日にかけて、関東や東海を中心に花粉の飛散が非常に多くなりそうです。近畿から九州も花粉の飛散は多めになりそうです。23日からは東北でも暖かさが戻り、花粉が大量に飛散する見込みです。一方、東海から九州はしばらく天気が崩れるため、花粉の飛散は抑えられるでしょう。

黄砂はどこから? 影響は?

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黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象です。

黄砂は、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んできます。黄砂が最も多く観測されるのは、春(3〜5月)で、時には、空が黄褐色に煙ることもあります。また、黄砂は秋に飛んでくることもあります。日本で、黄砂が観測される回数が多いのは西日本ですが、東日本や北日本など広い範囲で黄砂が飛ぶこともあるのです。

黄砂の影響は、量が少ないと、遠くの景色がぼんやりかすむ程度ですが、黄砂の量が増えるにつれて、車や洗濯物などが汚れてしまったり、小型航空機の運航に影響がでたりすることもあります。黄砂が予想される場合は、注意が必要です。

黄砂や花粉を防いで快適な生活を

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春は、黄砂や花粉が飛びやすいシーズンです。黄砂や花粉をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。

① 外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。花粉症でない方も、普段から、この習慣を心がけていただきたいものです。
② 新型コロナウイルス感染予防のためにも、こまめな換気が求められていますが、窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。
③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。花粉対策だけでなく、黄砂対策にも効果的です。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。