今日31日は、九州から東北にかけて、花粉の飛散が「非常に多い」所が多いでしょう。スギ花粉に加えて、ヒノキ花粉にも注意してください。なお、日中は、九州から北海道の広い範囲で黄砂が飛来する予想です。マスクなどで万全な対策をなさってください。

広い範囲で花粉の飛散は「非常に多い」

今日31日は、午前を中心に、広い範囲で晴れる見込みです。九州から東北にかけて、花粉の飛散は「非常に多い」所が多いでしょう。

スギ花粉はピークを過ぎている所もありますが、九州や東海、関東など、ヒノキ花粉の飛散が増えています。花粉症の方は、メガネやマスクなどで万全な対策をなさってください。

日中は黄砂の飛来も

画像B

昨日30日に続いて、今日31日の未明も、東京と大阪で黄砂が観測されました。日中は九州から北海道の広い範囲で黄砂が飛来する予想です。

環境省によりますと、黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にあります。また、呼吸器疾患についての関連も報告されていて、黄砂が飛来すると気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合があります。喘息など呼吸器疾患のある人はいっそう注意が必要です。

黄砂が飛来している時は、マスク(不織布マスク等)を着用することで、ある程度の予防効果が期待できます。マスクを着用する場合には顔の大きさに合ったものを選び、空気が漏れないようにしましょう。

黄砂と花粉を防ぐには?

画像C

黄砂や花粉をなるべく防ぐには、以下のような対策がおすすめです。

① 外から帰った時には、玄関を入る前に、洋服や髪の毛についた花粉を、しっかりと払い落としましょう。

② 窓を大きく開けると、その分、花粉も室内に入りやすくなってしまいます。換気をする場合は、窓を10センチ程度開けて、レースのカーテンをするだけでも、部屋の中に入ってくる花粉の数を、窓を全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。

③ 洗濯物や布団は、できるだけ室内に干しましょう。その際、空気清浄機がある方は、ぜひ一緒に使ってください。綺麗な空気の中で、洗濯物や布団を乾かせば、より快適に過ごせそうです。