山の天気は変わりやすく、登山計画について悩む方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、回避ルートを設定したうえでの登山リポートをお届けします。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で外出の自粛を呼び掛けている自治体がある場合は、各自治体の指示に従いましょう。

登山シーズンイン! 大自然を満喫しよう!

今年は、感染症対策を徹底しながら営業を再開する山小屋や登山口の施設も多いようです。久々に登山計画を立てているという方も多いのではないでしょうか。
今回は、登山計画や当日の天気把握に役立つ天気アプリと共に、以前、宮城県仙台市にある泉ヶ岳に登山してきた事例をご紹介します!
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で外出の自粛を呼び掛けている自治体がある場合は、各自治体の指示に従いましょう。


山の天気の特徴とチェックの仕方

テレビなどのメディアで確認できるほとんどの天気予報は、標高の低い「ふもと」の天気予報です。ふもとの天気と山の天気は異なることが多いので、登山の際は必ず「山の天気」を確認するようにしましょう。

山の天気は、一般的には高層天気図や気象データの数値計算結果で、気温や風などのおおよその傾向を把握することができます。また、提供される予報に関して知識を持っている方を対象に、より詳細な山岳の天気予報を提供しているサービスもあります。
「tenki.jp登山天気アプリ」もそのひとつで、100名山を含む400の山について、登山口や山頂など登山ルート上における、天気や登山指数・登山服装指数・落雷指数などの情報を提供しています。

tenki.jp 登山天気アプリでは山頂の天気や登山指数などをチェックすることができます
tenki.jp 登山天気アプリでは山頂の天気や登山指数などをチェックすることができます

どうしても天気が読めない そんな時は回避ル―トを

とはいえ、低気圧や高気圧の移動速度は一定ではなく、天気予報が更新のたびに変わることもしばしば。もどかしい気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
気象予報士の筆者でさえ、「下山まで曇りのままか、最悪少し雨が降るかも・・・」と、ギリギリまで悩んでしまうことも多いです。
強めの雨が降ったり、風が強く大荒れの可能性があったりするのであれば、命の危険を伴う可能性があるため登山中止をお勧めしますが、「降ったとしても、安全に登山できる程度の雨」であれば悩みどころです。
そんな時には「回避ルート」を設定しておくことをお勧めします。

私たちが以前登山したのも、そのような微妙な天気の日。そこで、事前に2つのルートを設定しました。
【ルート①】登頂ルート
登山口(水神入口) → 水神平 → 山頂(昼食) → 兎平 → 下山(ゲレンデ下)
【ルート②】回避ルート
登山口(水神入口) → 水神平 → 兎平 → 下山(ゲレンデ下)
ルート①は、山頂まで登り、そこで昼食をとってから下山するルートであるのに対し、ルート②は、昼食前に下山するルートです。
途中の登山道までは電波が入ることを事前に確認していたため、当日に登山途中の「水神平」で天気や時間を確認し、その場でルートを選択するという計画を立てました。
※もし、電波が入らないなどの想定外のことが発生したら、条件関係なくルート②に変更する予定でした。

いよいよ登山開始! 登山道に入る前にも天気を確認

いよいよ登山スタートです。
登山道に入る前に、もう一度天気をチェックします。事前に電波状況を確認していたとしても、登山道の途中で電波の悪い場所がある可能性があるため、なるべく電波の入りやすい状況下で情報を確認しましょう。
気になる雨雲も、ひとまず問題なさそうということで、登山道に入りました。

出発前に山の天気をチェック!
出発前に山の天気をチェック!