キャンプ場の新鮮な空気に包まれて飲むコーヒーの味は格別。これからキャンプを始めるのであれば、ぜひ挑戦してもらいたいのがキャンプ場での本格コーヒーです。インスタントコーヒーでも悪くはないのですが、コーヒーを淹れる緩やかな時間もキャンプの醍醐味のひとつです。
何でも手軽に済ませてしまいがちな日常と違い、キャンプ場での時間は丁寧に過ごすのが理想。だからこそ、リラックスできるコーヒータイムにたっぷりと時間をかけましょう。ここでは、キャンプで美味しいコーヒーを淹れるコツをご紹介します。

キャンプでおすすめは「ドリップ方式」と「パーコレーター」

キャンプ場で本格コーヒーを淹れる方法は、大きく分けて4種類あります。
● ドリップ方式
● パーコレーター
● フレンチプレス
● 直火式エスプレッソマシン
初心者におすすめなのは、自宅と同じようにペーパーフィルターとコーヒードリッパーを使って淹れる「ドリップ方式」と数人分を1度に淹れられる「パーコレーター」です。いずれも失敗することが少なく、慣れれば簡単に美味しいコーヒーを楽しめるようになります。
フレンチプレスや直火式エスプレッソマシンも魅力的ですが、まずは基本を学ぶということで、この2つの淹れ方のコツを習得しましょう。習得といっても難しいことはありません。むしろコーヒーを淹れるための事前準備のほうが重要になります。
どのような事前準備をすれば美味しいコーヒーになるのか、キャンプならではのポイントを交えて解説していきます。

まずはドリップ方式かパーコレーターで淹れてみよう
まずはドリップ方式かパーコレーターで淹れてみよう


美味しいコーヒーは豆選びがポイント

キャンプ場で飲むためのコーヒー豆は、できるだけコーヒー専門店で購入するのがおすすめです。スーパーやコンビニなどで売られているコーヒー豆よりも高額になりますが、毎日飲むわけではなく、特別な時間のためのコーヒー豆ですので、本格的な豆を購入すると一層気分があがりますよ。
専門店をおすすめするのは、自分の好みに合った豆をチョイスしてくれるからです。
● 飲み方:砂糖やミルクを淹れるかどうか
● 好み:酸味と苦味のバランスや濃さ
● 淹れ方:ドリップ方式 or パーコレーター
これくらい伝えれば、ある程度まで店員さんが絞り込んでくれます。ちなみにコーヒーは原則として酸味と苦味は両立しません。店員さんに「酸味も苦味も欲しい」と伝えると、困ってしまいますので気をつけましょう。
専門知識を持った店員さんがいるお店に通うことで、コーヒーについての知識も自然と増えていきます。これまでスーパーやコンビニでしか買ったことがないという人も、ぜひこの機会に近所の専門店を利用してみましょう。

コーヒー豆の専門店で自分好みの豆を探しましょう
コーヒー豆の専門店で自分好みの豆を探しましょう

手動のコーヒーミルを使って自分で豆を挽いてみよう

コーヒー豆は専門店で挽いてもらうのが1番美味しく仕上がります。でも、キャンプ場で飲むのであれば、自分で挽くのもおすすめです。できることは何でも自分でやるのがキャンプの魅力。だったらコーヒー豆も自分で挽いてみましょう。
コーヒーミルには電動のものと手動のものがありますが、キャンプ用品として選びたいのは手動です。電動ミルは豆を均一に挽くことができ、何よりも手間がかかりませんが、それでは面白みがありません。あえて難しいこと、手間のかかることを選びましょう。
ただし、飲むからには美味しくいただきたいので、手動ミルを使うときには次のことを意識しましょう。
1.ゆっくりと一定の速度で挽く
2.淹れ方に合わせて挽き目を変える
すぐにコーヒーを飲みたいからといって、急いでミルを回すと微粉が発生してしまい、渋みのある味になってしまいます。美味しいコーヒーにするために、慌てずにゆっくりと一定の速度で挽きましょう。
またドリップ方式にするのか、パーコレーターにするのかで適した挽き目が違います。ドリップ方式でペーパーフィルターを使うなら中細挽き、パーコレーターなら粗挽きといったように、抽出方法に合わせて挽くようにしてください。

あえて手間をかけて手動ミルでコーヒー豆を挽くのがおすすめ
あえて手間をかけて手動ミルでコーヒー豆を挽くのがおすすめ

キャンプ前に自宅で何度か練習しておこう

美味しいコーヒーを淹れるためには経験も重要です。筆者もキャンプ場でコーヒーを淹れることがありますが、初めて買ったパーコレーターを練習もせずにいきなり使ったところ、水のように薄いコーヒーができ上がってしまい、しばらく仲間に笑い話にされ続けました。
コーヒーは抽出器具ごとに特徴が違い、そのクセを把握することも重要ですので、抽出器具を購入したら、まずは家で何度か練習してみてください。ミルの挽き方やコーヒー豆の量など、自分なりにアレンジしてみて、どうすれば美味しくなるのか試行錯誤して経験を積んでおけば、現地での失敗を防げます。
■ドリップ方式で美味しく淹れるコツ
ドリップ方式で気をつけるポイントはお湯の温度です。適温とされる90〜95℃にするために沸騰してから1分程度冷ましてから注ぎましょう。また、いきなりお湯をすべて注ぐのではなく、最初に少量を注いで、コーヒー豆を20秒程度蒸らすのがポイント。
自宅ではお湯を冷ます時間や蒸らす時間を自分なりにアレンジしてみて、自分好みの味に仕上がるように調整してみてください。
■パーコレーターで美味しく淹れるコツ
パーコレーターはバスケットに挽いたコーヒー豆を入れるだけなので、難しいことはありません。より美味しく仕上げたいなら、お湯を沸騰させてからコーヒー豆を入れたバスケットをセットしましょう。そのあとはできるだけ弱火で、4分以内に火からおろしてください。
こちらはお湯やコーヒー豆の量を自宅でテストしておくと、筆者のように薄すぎるといったミスを防げます。ただしパーコレーターのコーヒーは、ドリップ方式と比べると薄く仕上がる抽出方法ですので、濃い味が好みならドリップ方式がおすすめです。

自宅で練習しておくとキャンプ場での失敗を防げます
自宅で練習しておくとキャンプ場での失敗を防げます