梅雨入りすると、室内に結露やカビが発生しやすくなります。放っておくと見た目が悪くなるだけでなく、体調不良や住宅の傷みなどにつながるおそれがありますので、湿気対策をしっかり行うことが大切です。
今回は、梅雨時期に結露やカビが発生しやすくなる理由や、今すぐ実践できる湿気対策とおすすめのアイテム、湿気対策する場合の注意点について解説します。

梅雨時期に結露やカビが発生するワケ

「結露は寒い冬場にできるもの」とイメージする人も多いようですが、実は夏にも結露は発生します。
結露の発生には、気温の変化と空気中の水蒸気量が大きく関係しています。1平方メートルの空間に存在できる水蒸気の質量をグラムで表したものを「飽和水蒸気量」といい、気温の上昇と比例関係にあります。
梅雨入りすると雨の影響で湿度が高くなるため、ほんのわずかな気温の変化によって空気中の水分が放出され、結露の発生につながるのです。また、室内でエアコンをつけていると、外気と内気の気温差が大きくなり、急激に冷やされた空気から水分が放出されやすくなります。

■結露を放っておくとカビの原因に
室内に発生した結露を放っておくと、高温多湿の環境を好む雑菌やカビ菌が繁殖しやすくなります。特に空気の通りが悪いクローゼットや押し入れ、部屋の隅や、外気に触れる窓は結露と共にカビが発生しやすい場所なので、しっかり結露対策を行う必要があります。


かんたんにすぐ実践できる梅雨時期の湿気対策3選

今すぐ実践できる梅雨時期の湿気対策を3つご紹介します。

■1. こまめに換気する
梅雨の時期は雨が降りやすいので、一日中窓を閉めっぱなしというご家庭も多いですが、空気の流れが滞ると湿気がこもって結露が発生する原因となります。雨が降っている時こそ、窓を開けてこまめに換気し、室内の湿気を外に逃がすようにしましょう。風の影響で窓を開けると雨が吹き込んでくるという場合は、換気扇を回すだけでもOKです。

■2. 除湿機、エアコンを使う
除湿機やエアコンの除湿機能を活用すれば、室内の湿度を調節することができます。一般的に、湿度は40〜60%の間を目安に調節するのがおすすめです。[注1]
湿度が60%を超えると結露やカビが発生しやすくなります。自宅に湿度計を置いて、60%を超えたら除湿機やエアコンの使用をおすすめします。

[注1]東京都福祉保健局:健康・快適居住環境の指針― 健康を支える快適な住まいを目指して ―[pdf]

■3. 結露は早めに除去する
窓などに結露ができてしまったときは、雑巾や新聞紙などを使ってなるべく早めに水分を拭き取りましょう。新聞紙に含まれるインクにはツヤだしやガラスの曇り防止の効果が期待できるため、窓もきれいになって一石二鳥です。

湿度の上がりやすい梅雨時期に使用したいおすすめアイテム

湿度が高くなりがちな梅雨の時期に使用したいおすすめのアイテムを3つご紹介します。

■1. 除湿剤
クローゼットや押し入れなど、湿気がたまりやすい場所に除湿剤を置いておくと、周囲の余分な水分を吸収してくれます。湿気は下にいくほど溜まりやすいので、除湿剤はなるべく床に近いところに置くのがベストです。

■2. 結露防止シート
窓ガラスの断熱性を高め、結露を防止するシートです。窓の大きさに合わせて自由にカットし、ガラスにぴたりと貼り付けるだけで、結露の発生を防いでくれます。単純に結露を防止するだけでなく、断熱効果で冷房効率もアップするので省エネも期待できます。

■3. 水取りワイパー
窓についた結露を集めるときに便利なアイテムです。ヘッド部分がゴム製になっており、窓の上を滑らせるだけで表面の結露を窓下に落とすことができます。使用する際は、あらかじめ新聞紙やタオルを窓下に置いておくとよいでしょう。

湿気対策をする際の注意点

梅雨時の湿気対策を行うにあたって、注意したいポイントを2つご紹介します。

■1. 部屋干しの際は扇風機やサーキュレーターをフル活用しよう
梅雨時は、雨の影響で洗濯物を部屋干しする機会が増えやすい時期です。もともとの湿度が高い上に、濡れた洗濯物を部屋干しすると、一気に室内の湿度が上昇し、カビや結露が発生しやすくなります。
洗濯物を部屋干しするときは除湿機やエアコンの除湿機能に加え、扇風機やサーキュレーターなどをフル活用し、より短時間で乾かす工夫を採り入れましょう。

■2. エアコンや除湿機のフィルター掃除はこまめに行う
エアコンや除湿機は湿気対策に有効な手段ですが、内部フィルターのお手入れを怠ると、そこからカビが繁殖してしまう可能性があります。特に梅雨の時期は、2週間に1回くらいの頻度でフィルターを掃除し、きれいな状態を保つようにしましょう。

湿度が上がりやすい梅雨時期は湿気対策が必須!便利なアイテムを上手に活用しよう

梅雨時期は雨の影響で湿度が上がりやすく、結露やカビが発生することがあります。放っておくと建物が傷んだり、アレルギー症状の原因になったりする可能性がありますので、梅雨時期はしっかり湿気対策を行いましょう。具体的には、こまめに換気する、エアコンや除湿機を活用する、除湿剤や結露防止シートなどのアイテムを活用する、などの対策を行うと結露やカビの発生リスクを低減できます。

梅雨入りなどの情報は天気予報専門メディア「tenki.jp」の「梅雨入り梅雨明け予想・状況」で確認できます。こまめに最新の情報をチェックしておきましょう。