史上最多8度目Vを飾ったフェデラー
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は16日、男子シングルス決勝戦が行われ、第3シードのR・フェデラー(スイス)が第7シードのM・チリッチ(クロアチア)を6-3, 6-1, 6-4のストレートで破り、2012年以来5年ぶり、さらにウィンブルドン男子で史上最多8度目の優勝を果たした。今回のタイトル獲得は四大大会歴代最多優勝数を更新する19勝目、キャリア通算93勝目。

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決勝戦、フェデラーはネット際のボールを華麗なタッチでコートへ返す元王者のテクニックを見せて第5ゲームでブレークに成功。最後は第9ゲームでチリッチがダブルフォルトを犯し、フェデラーがこのセットを先取する。

第2セットの第3ゲーム終了時、ベンチへ戻ったチリッチはトレーナーを呼び、涙を流して痛みを訴える場面があったが、その後試合は再開され、フェデラーはチリッチに1ゲームしか与えずにこのセットを取り、王手をかける。

その後も勢いを止めることなく攻め込んだフェデラーは、代名詞でもある片手バックハンドでチリッチを追い込み、最後まで反撃を許さずに勝利を手にした。

今大会、35歳のフェデラーは1回戦でA・ドルゴポロフ(ウクライナ)、2回戦でD・ラヨビッチ(セルビア)、3回戦で第27シードのM・ズベレフ(ドイツ)、4回戦で第13シードのG・ディミトロフ(ブルガリア)、準々決勝で第6シードのM・ラオニッチ(カナダ)、準決勝で第11シードのT・ベルディヒ(チェコ共和国)、そして決勝で第7シードのチリッチをいずれもストレートで下し、1セットも落とさずにタイトル獲得となった。

今年1月に怪我から復帰したフェデラーは、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で次々と強敵を破り、決勝ではR・ナダル(スペイン)との死闘を制して7年ぶり5度目の優勝を果たした。

その後、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)でタイトルを獲得し、クレーコートシーズンは全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を含む全大会を欠場。

前哨戦のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)では、決勝でA・ズベレフ(ドイツ)を下して2年ぶり9度目の優勝を飾っていた。

また、17日に発表の世界ランキングでフェデラーは、約11カ月ぶりのトップ3返り咲きとなる3位へ浮上することが決まった。

一方、敗れたチリッチは2014年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)決勝で錦織圭を下して四大大会初のタイトルを獲得。

今回はグランドスラムで自身2度目の決勝進出だったが、芝の王者であるフェデラーの勢いを止めることは出来なかった。