インタビューに応じた鈴木貴男
画像提供:tennis365.net

男子テニスで世界ランク963位の鈴木貴男は12日、tennis365.netの独占インタビューに応じた。

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【解説の裏側】

テレビの解説も務める鈴木は、普段語られることのない裏側を明かした。

事前の打ち合わせは、ほとんどしないと話す鈴木は「全然知らない選手のちょっとした情報などは入れますけど、100パーセント知っておく必要はないと思います。『あと何秒』と言われた時など、危機感も楽しんでいます」と、やりがいを話した。

また、テニスの試合は悪天候やけがの治療などの中断は日常茶飯事。そんな時、一刻も早い試合再開を望むファンが多い中、鈴木は「僕はアクシデントがあった方が面白いです。そういうのがあると、話すことが多いです」と明かした。

「普通に試合が進んでいくと誰も雨の話はしないですし、選手がメディカルタイムアウトをとったりするのも僕は話せることがあります。自分の経験とトレーナーのやっていることなどをわかってほしい。『あそこに(テーピングを)巻いてるってことは、こういうけがではないか』、『ここを動かすのが難しくなると思います』とかも含めてテニスだと思う」


【引退は「あまり考えていない」】

1995年にプロへ転向した鈴木は、2018年で24年目のシーズンを迎える。今もなお、若手選手に引けを取らないプレーを見せる41歳の鈴木は、現役生活について「誰かに決めてもらった方がいいですよね(笑)」と冗談を交えた。

続けて「『どうせ長い間やるんでしょ?』、『いつまでもやってください』と言われるのは嬉しいですし、(引退は)あまり考えていないです。年間10大会前後と試合数も少ないですし、(イベントなど)いろんなことをやりながらなので、グランドスラムの予選にかかるようにとかチャレンジャー大会の本戦でどこまでいくとかという思いでやってはいないです」と述べた。

「ただ、この年齢と今の環境の中でどれくらいできるのかなという興味はあるので、それを楽しめています。そういうやり方でも、試合に行って学生や若い方と勝った負けたとやっている方が面白いです」


【Team RECの強み】

鈴木は2016年4月、関東近郊を中心にテニススクールを展開する株式会社レック興発と契約。鈴木の他に、関口周一や斉藤貴史らが名を連ねるTeam RECはプロ選手だけでなく、コーチやスクール生とも距離感が近いことが強み。

「同世代のコーチも多いですし、面白いです。そのおかげでイベントをやるにしても、スクールの方がどう思っているのか、コーチたちがどういうことを教えているかなど分かってくると僕らもやりやすい。コーチやスタッフとお互いが関われるようになったのが大きいと思います」


【日本のプロ選手への期待】

現役続行の意欲を見せる鈴木は、来季に向けて「全日本テニス選手権大会(東京/有明コロシアム、 ハード)で痛めた肋骨も回復しましたし、あとは健康であること。試合もですが、イベントや解説を含めて元気に話せるのも。可能な限り元気に過ごしていきたいです」と述べた。

日本のプロ選手に向けては「世界ランキングで250・240位をきる新しい選手や、グランドスラムの予選などで勝てる選手が増えること。フューチャーズで勝って実力をつけいくのは悪いとは思わないです。ただ出場すればいいというのではなく、ATPツアーやグランドスラムで戦える新しい選手が出てきてほしい」と期待を寄せた。