(左から)ワウリンカとヒューイット
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男子テニスで四大大会3勝を誇る世界ランク9位のS・ワウリンカ(スイス)と元世界ランク1位のL・ヒューイット(オーストラリア)が、オーストラリアで初めて行われるエキシビション『Tie Break Tens(タイブレーク・テンズ)』に出場することが23日に発表された。その他ではN・ジョコビッチ(セルビア)やN・キリオス(オーストラリア)らも参戦予定。

『Tie Break Tens』とは10ポイント先取のタイブーク形式で行われ、2018年1月10日に全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の会場にあるマーガレット・コート・アリーナで開催される。

このエキシビションは試合展開が早いだけでなく、全豪オープンの前哨戦としてファンを楽しませるためのイベント。優勝者は賞金総額25万ドル(約2,800万円)を獲得する。

現役選手で、ワウリンカは3度以上のグランドスラム優勝を持つ5選手の1人。2014年の全豪オープン優勝が飛躍のきっかけとなり、ツアー屈指の攻撃的なシングル・バックハンドを武器にトップ選手の仲間入りを果たした。

現在32歳のワウリンカはシングルスで16度の優勝を飾り、不屈の努力と情熱で世界ランク3位まで上り詰めた。しかし2017年は、けがに泣かされシーズン後半に休養へ入った。

ワウリンカは「スペインのマドリッドで行われた『Tie Break Tens』に参加してから、またそのイベントで自分の力を試してみたいと思っていた。2014年に優勝した思い出のある全豪オープンの会場はイベントに適していると感じる。勝ち抜き戦で行われるため、最初のサービスから最高のショットを打たなければいけないし、オーストラリアでの初開催のエキシビションから2018年をスタートさせることを楽しみにしている」と語っている。

また、オーストラリアを代表する元王者のヒューイットも再びコートに立つ。2016年の全豪オープンを最後に現役生活を終えたヒューイットだが、オーストラリアのデビスカップ監督を務めるなどテニスには関わっており、2018年の全豪オープンにはS・グロス(オーストラリア)とのペアで公式戦の舞台に立つ。

ヒューイットは16歳の時に出場したアデレードの大会でツアー初優勝を飾り、20歳で世界ランク1位へ上り詰めた。これは1973年にコンピューター・ランキングが始まってから、最年少で世界の頂点を手にした選手となった。

以降、80週に亘って世界王者に君臨し、2001年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と2002年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含む30大会でタイトルを獲得した。

ヒューイットは「1月の『Tie Break Tens』でプレーするのを楽しみにしている。新しいフォーマットで試合をするのはいつも楽しい。もちろん、ファンにとっても楽しめると確信している」とコメント。

『Tie Break Tens』が初めて開催されたのは2015年。ロンドンのアルバート・ホールで行われた『Tie Break Tens』決勝は、K・エドモンド(英国)がA・マレー(英国)を下して優勝した。

それからはスペインのマドリッド、スイスのウィーンで開催。その時はD・ティーム(オーストリア)、ワウリンカ、JW・ツォンガ(フランス)、G・ディミトロフ(ブルガリア)、M・シャラポワ(ロシア)、S・ハレプ(ルーマニア)、J・コンタ(英国)らが出場した。

『Tie Break Tens』はゲームやセットが存在せず、先に10ポイントを勝ち取った選手が勝利。8名による1日完結型のトーナメント形式で、優勝者は優勝賞金25万ドル(約2,800万円)を手にする。