(左から)全豪OPのジョコビッチと大坂
画像提供:ゲッティイメージズ

今シーズンの印象的なニュース・記録に再注目する特別企画。2021年最後の本日は今シーズンの四大大会男女シングルス決勝 全8試合を振り返る。

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今シーズンは男女合わせて3名の四大大会初制覇者が誕生。B・クレチコバ(チェコ)、E・ラドゥカヌ(イギリス)、D・メドベージェフ(ロシア)が初タイトルを手にした。

【全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、2月8日―2月20日)】
例年より約1カ月遅れとなる2月に開催された全豪オープン。男子では3連覇と9度目の制覇を狙う世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)と四大大会初優勝を目指す同2位のメドベージェフが激突。第1セットは互いにブレークを奪いあったものの、最後はジョコビッチが先取。第2セットでは先にブレークされたジョコビッチだったが、そこから3度のブレークを奪い勝利に王手をかける。

第3セットでは集中力の切れたメドベージェフを圧倒したジョコビッチが完勝。スコアは7-5,6-2,6-2だった。ジョコビッチはこの勝利で四大大会18度目の制覇で、同20回のR・フェデラー(スイス)とR・ナダル(スペイン)にあと2つに迫った。

女子シングルス決勝は2019年以来2年ぶり2度目の優勝がかかる大坂なおみとメドベージェフと同じく四大大会初制覇を狙うJ・ブレイディ(アメリカ)の激突となった。大坂は今大会、O・ジャバー(チュニジア)やG・ムグルサ(スペイン)、シェ・シュウェイ(台湾)、S・ウィリアムズ(アメリカ)ら難敵を下し決勝へ。決勝でもファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得するなど初の舞台に勝ち進んだブレイディに付け入る隙を与えず、6-4,6-3のストレートで破り快勝した。四大大会の優勝は2020年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来 約4カ月半ぶり4度目となった。

【全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、5月30日―6月12日)】
絶対王者であるナダルが君臨する全仏オープンの男子決勝はそのナダルが2016年以来5年ぶりに決勝に不在となる一戦が実現。ナダルを準決勝で下したジョコビッチが全豪オープンに続き今季のグランドスラム2勝目をかけて勝ち進んだ。反対からは全豪オープンと同じく四大大会初制覇を狙うS・チチパス(ギリシャ)が勝ち進みジョコビッチに挑戦した。

チチパスはJ・イズナー(アメリカ)やP・カレノ=ブスタ(スペイン)、メドベージェフ、A・ズベレフ(ドイツ)など強敵を下し勢いに乗ったまま決勝に登場。試合はチチパスが序盤2セットを取り勝利に王手をかけるも、第3セットからジョコビッチが逆襲し3セットを連取した。チチパスは悲願まであと一歩だったものの、力尽きた。スコアはジョコビッチの6-7 (6-8),2-6,6-3,6-2,6-4。

女子ではダブルスで世界ランク1位を記録したこともあるクレチコバがシングルスで躍進をみせる。当時シングルス世界ランク33位だったクレチコバはE・スイトリナ(ウクライナ)やS・スティーブンス(アメリカ)、C・ガウフ(アメリカ)、M・サッカリ(ギリシャ)らを破り決勝に駒を進めると、最後はA・パブリュチェンコワ(ロシア)との熱戦を制し6-1,2-6,6-4でタイトルを手に入れた。

【ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、6月28日―7月10日)】
期間の短い芝シーズンの王者と女王を決めるウィンブルドン。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっていたため、2年ぶりの開催となった。

男子シングルス決勝は再びジョコビッチが登場。全仏オープン終了後は休養を挟み、芝サーフェスの前哨戦を戦わずにウィンブルドンに参戦したがK・アンダーソン(南アフリカ)やC・ガリン(チリ)、D・シャポバロフ(カナダ)らを破り四大大会20度目の優勝に王手となった。そのジョコビッチに挑むのは前2大会と同じく、グランドスラム初のタイトル獲得に燃えるM・ベレッティーニ(イタリア)。

25歳のベレッティーニは前哨戦に優勝し、今季の芝コートでは11戦11勝という圧倒的な成績を残し、満を持して決勝に臨んだ。

第1セットをタイブレークで制したベレッティーニだったが、第2セット以降はギアをさらに上げたジョコビッチに3セットを連取され万事休す。ベレッティーニからみて7-6 (7-4),4-6,4-6,3-6で屈し、3時間24分の熱戦を落とした。

一方、勝利したジョコビッチは1シーズンですべての四大大会を制する「年間グランドスラム」に王手をかけるとともに、フェデラーとナダルに並び計20度目の四大大会制覇となった。

女子シングルスでは2019年の全仏オープン以来 2年ぶり2度目の四大大会制覇を狙う世界ランク1位のA・バーティ(オーストラリア)とキャリア最高1位を記録しこれまで16個のシングルスタイトルを持ちながらも四大大会の優勝を果たせずにいるKa・プリスコバ(チェコ)が対戦した。試合はバーティが第1セットを先取するも第2セットはプリスコバが取り返すシーソーゲームに。しかし、最後は世界1位の意地を見せたバーティが勝利しグランドスラム2勝目をあげた。スコアは6-3,6-7 (4-7),6-3。

【全米オープン】
シーズン最後のグランドスラム。男子決勝は2月の全豪オープンの再戦、そして女子決勝はともに2002年生まれの18歳と19歳の新世代対決となった。

男子では年間グランドスラム達成を目論むジョコビッチが錦織圭やベレッティーニ、ズベレフらを破り決勝へ。一方、全豪オープン以来となる決勝に駒を進めたメドベージェフはD・エヴァンス(イギリス)やF・オジェ アリアシム(カナダ)らを下してきた。試合は全豪オープンとは対照的にメドベージェフが終始主導権を握る展開となり圧倒。16本ものサービスエースを叩きこんだメドベージェフがジョコビッチに1度しかブレークを与えない完璧なプレーを披露し6-4,6-4,6-4のストレートで悲願のタイトルを手中におさめた。

敗れたジョコビッチは年間グランドスラムまであと一歩まで迫っていたが、最後に敗れる結果となった。

女子では予選から1セットも落とさずに勝ち上がってきた新星ラドゥカヌと同じく2002年生まれのL・フェルナンデス(カナダ)の一戦に。観客も一体となりどちらの選手も応援していたが、最後はラドゥカヌが振り切り、6-4,6-3で勝利。ツアー初優勝が全米オープンという快挙を成し遂げるとともに、大会初出場で四大大会のトロフィーをかかげるという偉業も達成した。

2022年シーズンは男子が1月1日から、女子が1月4日に開幕。17日からは新シーズン最初の四大大会である全豪オープンがメルボルンで開催される。

男子ではジョコビッチが、女子では大坂がそれぞれ連覇をかけて出場を予定しているほか、メドベージェフやズベレフ、チチパス、そして地元のバーティらもタイトルを狙い参戦する。

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