ノヴァーク・ジョコビッチ
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テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は5日、男子シングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第10シードのJ・シナー(イタリア)を5-7,2-6,6-3, 6-2, 6-2の逆転で破り、4大会連続11度目のベスト4進出を果たした。試合後、ジョコビッチは「巻き返すことができると信じていた」と語った。

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現在ウィンブルドンを3連覇中のジョコビッチは第1セット、第2ゲームでブレークに成功し序盤で3ゲームを連取。リードするものの第7ゲームでブレークバックを許すと第11ゲームでもブレークを許して先行される。

続く第2セットでもストローク戦でシナーに優位に立たれると第3・第7ゲームでブレークを許してセットカウント0−2と崖っぷちに立たされる。

第3セット、調子を取り戻したジョコビッチはファーストサービスが入った時に85パーセントの確率でポイントを獲得。リターンゲームでは第4ゲームでブレークに成功し、セットカウント1−2と追い上げる。

第4セットではジョコビッチが序盤で4ゲーム連取に成功。サービング・フォー・ザ・セットとなった第8ゲームでは2度のブレークポイントを握られるも凌ぎ、セットカウント2−2に追いつく。

迎えたファイナルセット、第3・第7ゲームでブレークに成功したジョコビッチ。2度目の顔合わせとなったシナーを2セットダウンからの大逆転で下した。

同大会の公式サイトは試合後、記者会見に出席したジョコビッチのコメントを掲載。大逆転劇を次のように振り返っている。

「(トイレットブレークの時に自分自身を)激励し、ポジティブな話をした。ネガティブで落ち込んでいるときに、たとえそれが嘘のように見えても、正しい肯定的な言葉を探して自分に言い聞かせ自分を再生させようとすれば、それは本当に効果的で支えになるんだ」

「僕は過去にもそうしてきた。ローラン・ギャロスの決勝(2021年)の時もチチパスに2セットを奪われた後、その方法をとったんだけど、今日はうまくいったね。いつもうまくいくとは限らないんだ」

「何かを変えなければならないと感じた。僕はいいプレーができていなかったし、コート上でも調子が悪くシナーに支配されていた。ありがたいことにグランドスラムは5セットで行われるので、巻き返すチャンスはあった」

「(最初の2セットは何が悪かったのか?)スタートはとても良かったと思う。けど僕は風とも戦っていたので、とても悪いゲームをしてしまった。2つのダブルフォルト、2つのドロップショットのミスがあり、勢いは彼(シナー)のほうに移ってしまった」

「僕は自分のショットを疑い始めた。彼はもっと自分を信じるようになったね。彼はコート上でより良いメンタリティーを発揮していたんだと思う。自信をもってプレーに臨み、支配していた。僕は受け身になりすぎてラリーの中に入っていけなかった。このレベル、特に芝のコートでは全てがとても速く進むんだ」

「だから第1セットの終盤から第2セットにかけては、サーブがまったくうまくいかず、相手に読まれ攻められっぱなしだったね。僕は守備のモードに入ってしまっていた。自分のプレーに関して、あまりポジティブなことは起こっていなかった」

「でも僕はいつも必ず巻き返すことができると信じていた。自分の持っている経験なら、こういう状況でも最終的には勝てるということが分かっているからね。第3セットは最初が肝心だと思った。いいスタートを切って、彼のサーブを早めにブレークしようとした。それが実現したね」

勝利したジョコビッチは準決勝で第9シードのC・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは世界ランク58位のD・ゴファン(ベルギー)を3-6, 7-5, 2-6, 6-3, 7-5のフルセットで下しての勝ち上がり。

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