国枝慎吾
画像提供:Getty

テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子車いすテニスのシングルス決勝が行われ、第1シードの国枝慎吾が第2シードのA・ヒューエット(イギリス)を4-6, 7-5, 7-6 (10-5)の逆転で破り、悲願の大会初優勝を飾るとともに、四大大会とパラリンピックを制覇する生涯ゴールデンスラムを達成した。試合後の会見で国枝はR・フェデラー(スイス)からアドバイスを受けていたことを明かした。

今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)を制した国枝。前日のダブルス決勝でもG・フェルナンデス(アルゼンチン)とペアを組み優勝を飾っていた。

この試合、序盤からブレークの奪い合いとなるも第1セットを落とした国枝。第2セットではサービング・フォー・ザ・マッチを握られるもそこから逆転し1セットオールに戻す。ファイナルセット、序盤で3ゲーム連取を許す厳しい展開となるもタイブレークに持ち込んで3時間20分に及ぶ熱戦の末に勝利し、単複制覇を成し遂げた。

試合後の会見で国枝はフェデラーからのアドバイスについて次のように語った。

「去年は(ウィンブルドンで)1回戦でG・リード(英国)に敗れました。その後ユニクロのイベントがあり、ロジャーに質問することができました。質問したのは、グラスコートでどうプレーするべきか、グラスコートでビハインドしている時にどう考えるべきか、です」

「彼は、そうだ、すべてのポイントを攻めるべきだ、と言いました。ミスをしても後悔しない。それが大事なんだ、そう彼は言いました」

「ミスをしても、これでいいんだと思うようにしました。そして次のポイントではアグレッシブに攻める。これがグラスコートでのプレーのやり方なんです」

国枝は今回の優勝によりグランドスラムでシングルス28勝、ダブルスで22勝の通算50勝を達成。さらに、生涯ゴールデンスラムを達成した。

また9月に開催される全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では、年間グランドスラム達成を目指す。