シフィオンテク、ラドワンスカ(左から)
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23日、女子テニスで世界ランク1位のI・シフィオンテク(ポーランド)が発起人となり企画された、ウクライナで被災した子どもや若者を支援をするためのチャリティーマッチがポーランドのクラクフ・アリーナで開催された。

シフィオンテクは先月29日にチャリティーマッチの開催を発表し、「このイベントの収益金は、ウクライナ戦争で被災した子どもたちや若者の支援に寄付する」と自身のSNSで投稿した。

23日に行われたチャリティーマッチには、元世界ランク2位のA・ラドワンスカ(ポーランド)、現役時代にツアー4勝をあげて現在ウクライナで母国の防衛活動に参加しているS・スタコフスキ(ウクライナ)、ジュニア男子世界ランク17位のM・パウエルスキー(ポーランド)が出場。

現在ツアー休養中のE・スイトリナ(ウクライナ)が主審を務め、ウクライナ出身でワールドクラスで活躍した元サッカー選手のアンドリー・シェフチェンコもゲストとして参加した。

チャリティーマッチは、シフィオンテク/ パウエルスキー組とラドワンスカ/ スタコフスキ組によるミックスダブルスと、シフィオンテクとラドワンスカによるシングルスが行われた。

チャリティーマッチ終了後、シフィオンテクは自身のTwitterを更新し、「本当に忘れられない一日。まだ気持ちを整理する必要があるけれど、今はただ、皆さんに感謝したい」とつづった。

またシフィオンテクとラドワンスカのコメントが、女子テニス協会のWTA公式サイトに掲載されている。

シフィオンテクはラドワンスカとの対戦について、「彼女(ラドワンスカ)が引退した年に私はツアーに参戦し始めたから、これはかなり面白いわ。近くにいる機会さえなかったのが、(当時)かなり悲しかった」と語った。

一方のラドワンスカは「世界最高のプレーヤーとシングルスで、しかも故郷のクラクフでプレーできるとは思ってもみなかったわ」とコメント。

「私は自分のキャリアのためではなく、優れたイニシアティブがあったからこそ参加した」

「イガから電話がかかってきたとき、断ることはできなかった。このようなイベントは、何も残されていないウクライナの子どもたちを救う最善の方法ではないだろうか。これにより、通常の生活に戻ることができるようになることを期待しているわ」

このイベントにより集められた40万ユーロ(約5,500万円)は、ウクライナを支援する3つの団体、United 24、エリーナ・スイトリナ基金、ユニセフ・ポーランドに寄付される。