ロレンツォ・ムセッティが初の決勝へ
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男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアンオープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は23日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク62位のL・ムセッティ(イタリア)が同30位のF・セルンドロ(アルゼンチン)を6-3, 7-6(7-3)で破り、キャリア初のツアー決勝進出を決めた。

20歳のムセッティは準々決勝で同35位のA・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)を6-4,6-3のストレートで破り、昨年5月のオープン・パルク(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)以来 約1年2カ月ぶりにツアー4強入りを果たした。

一方、前週のノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)でツアー初優勝を飾り好調を維持しているセルンドロは、準々決勝で世界ランク37位のA・カラツェフをフルセットで下しての勝ち上がり。

ムセッティとセルンドロがツアーレベルで対戦するのは今回が初。ムセッティは序盤から5ゲーム連取に成功すると、第7ゲームで1ブレークを許すも6-3で第1セットを先取する。

第2セットもムセッティは第1ゲームからブレークに成功。第6ゲームでブレークバックを許すも第7ゲームで再びブレークし、スコアをリードする。

ムセッティはゲームカウント5-4で迎えた第10ゲームでサービングフォーザマッチを迎えると、マッチポイントでアンダーサーブを放つも決めきれず、このゲームを落とす。

その後、両者互いにサービスゲームをキープしてタイブレークに突入すると、ムセッティはポイント1-3から6ポイントを連取して1時間54分で自身初のツアー決勝への切符を掴んだ。

試合後のムセッティのコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「僕にとって大きな意味を持つ」と語った。

「先週(バスタッド)の試合ではベストなテニスができなかった。ここで決勝に残れるとは思っていなかったので、自分でも驚いてるよ」

「彼は本当にいいプレーをしていたので、簡単にはいかなかった。 プレッシャーの中でプレーしていたんだ」

「(マッチポイントの場面)アドサイドで彼がベースラインから離れているように見えて、なぜかアンダーサーブを打ってしまい、うまくいかなかった。最後は、アンダーサーブは選択しなかったよ。キックサーブ&ボレーを狙ったらうまくいった。本当にうれしいよ」

ムセッティが優勝すると、2013年のF・フォニーニ(イタリア)と1977年のP・ベルトルッチ(イタリア)に次いで同大会でイタリア人として3人目のチャンピオンとなる。

「ファビオ(フォニーニ)とパオロ(ベルトルッチ)というイタリアのテニス界のレジェンドと比較されるのは、僕にとって本当に光栄なことだよ」

「トロフィーを掲げられるよう、ベストを尽くす。カルロス(アルカラス)もアレックス(モルカン)も本当にタフな相手だから、簡単な決勝戦にはならないだろうね」

ムセッティは決勝で第1シードのC・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは準決勝で世界ランク48位のA・モルカン(スロバキア)を7-6(7-2), 6-1のストレートで退けて、決勝へ進出した。

キャリア初優勝を目指すムセッティに対して、アルカラスは今季ツアー最多の5度目、キャリア通算6度目の優勝を狙う。アルカラスはこれまでツアー決勝戦では、5戦5勝をおさめている。