優勝を果たしたムセッティ
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男子テニスのハンブルグ・ヨーロピアンオープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は24日、シングルス決勝が行われ、世界ランク62位のL・ムセッティ(イタリア)が第1シードのC・アルカラス(スペイン)を6-4,6-7 (6-8),6-4のフルセットで破り、悲願のツアー初優勝を果たした。

20歳のムセッティは決勝戦の第1セット、第1ゲームで先にブレークを奪う幸先の良いスタートを切ったものの直後の第2ゲームでブレークバックを許しイーブンに。それでも第7ゲームではストローク戦でアルカラスのミスを誘い2度目のブレーク。第1セットを先取する。

第2セットでも第1ゲームでブレークしたムセッティは、その後もファーストサービスが入ったときに79パーセントの確率でポイントを獲得するなど挽回を許さず終盤へ。ゲームカウント5−4で迎えた第10ゲームのサービスでは2度のマッチポイントを握るなど勝利まであと一歩まで迫った。しかしここでアルカラスの強烈なフォアハンドが放たれ凌がれると、最後はムセッティのフォアハンドがアウトになりブレークバックされる。タイブレークでも6−3と追い込むが、3度のマッチポイントを決められず。勝負はファイナルセットまでもつれ込んだ。

ファイナルセットでは互いにブレークを奪うことができないままゲームカウント5−4まで推移。第10ゲームのアルカラスのサービス時にはリターンエースを放つなど先行すると、最後はアルカラスのバックハンドがアウトとなり、2時間49分の熱戦をものにした。ムセッティは優勝を決めた瞬間にコートで大の字に倒れ喜びを表した。

ムセッティは今大会まで5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、6月のボス・オープン(ドイツ/シュトゥットガルト、芝、ATP250)とシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)、今月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)と前週のノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)とATPツアーでは5大会連続の初戦敗退を喫していた。

しかし、今大会はD・ラヨビッチ(セルビア)やE・ルースブオリ(フィンランド)、A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、F・セルンドロ(アルゼンチン)を下し決勝に進出。ATPツアーでは初めての決勝の舞台に進んでいた。

一方、敗れた19歳のアルカラスは今季ツアー最多の5勝目、キャリア6勝目を目指しており、5度のマッチポイントを凌ぐ粘りを見せたが、トロフィーに手は届かなかった。


ムセッティ、初優勝の瞬間