準優勝に終わったジョコビッチ
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男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は6日、シングルス決勝が行われ、第6シードのN・ジョコビッチ(セルビア)は世界ランク18位のH・ルーネ(デンマーク)に6-3,3-6,5-7の逆転フルセットで敗れ、2連覇と7度目の大会制覇とはならなかった。試合後には「若い選手がこのようなビッグマッチで冷静さと成熟さを見せることは、とても印象的なこと」と19歳のルーネを評した。

決勝戦の第1セット、ジョコビッチは4本のダブルフォルトを犯したルーネに対し1度ブレークを奪い先行する。第2セットでも第1ゲームから3度のブレークチャンスを作るもこれを決め切れずにいると、直後の第2ゲームではこの日初めて与えたブレークポイントをものにされ追いかける展開に。そのまま挽回できることなくセットカウント1−1に追いつかれた。

ファイナルセット、第4ゲームで先にブレークしたジョコビッチだが直後の第5ゲームで再びワンチャンスを決められブレークバックされると、第11ゲームでもブレークを許し崖っぷちに。5−6で迎えた第12ゲームではリターンから主導権を握るも、6度のブレークポイントを決められず、2時間33分の熱戦の末に力尽きた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジョコビッチのコメントが掲載されている。

「もちろん今日の敗戦にはがっかりしているが、あと少しだったね。でも、今やっているテニスのレベルは高いし、トリノでチャンスはあると思っているよ。もちろん、あそこではすべての試合が決勝のようなもの。簡単な試合はないけどね」

「彼(ルーネ)は最後のショットまで精神的に落ち着いていた。若い選手がこのようなビッグマッチで冷静さと成熟さを見せることは、とても印象的なことなんだ。彼はこの1週間、トップ10プレーヤー5人を相手に勝ち進んできたんだ」

最後にジョコビッチは13日に開幕する最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に向けたコメントを残した。ジョコビッチは2015年以来7年ぶり6度目の大会制覇を狙っている。

「僕のキャリアのこの段階ではすべての大会が重要だ。どこでプレーするにしても、僕は勝とうとする。それは秘密ではないよ。それが、トリノに臨む僕のメンタリティーであり、アプローチなんだ。コート上ではとてもいい感じだし、とてもいいテニスができていると思う」

一方、優勝したルーネは「ATPマスターズ1000」で初のタイトルを獲得。今大会はS・ワウリンカ(スイス)、H・フルカチュ(ポーランド)、A・ルブレフを下し8強入り。準々決勝のC・アルカラス(スペイン)戦はアルカラスの途中棄権により勝ち上がりとなったものの、準決勝ではF・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで撃破してきた。7日付の世界ランキングでは10位になることが確定し、自身初のトップ10入りを決めている。