優勝を果たした小田
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車いすテニスの最終戦NEC車いすシングルスマスターズ(オランダ/オス、室内ハード)は6日に決勝が行われ、16歳の小田凱人が世界ランク1位のA・ヒューエット(イギリス)を6-4, 6-3のストレートで破り、大会史上最年少での優勝を果たした。

小田は今年6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会初出場。準決勝で国枝慎吾に敗れたもののベスト4進出を果たした。その後10月の楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード)では決勝で再び国枝と対戦。3-6, 6-2, 6-7 (3-7)の接戦を落とし敗北したが、多くの観客のなか「夢の試合でした」と思いを語っていた。

シーズン最終戦となったNEC車いすシングルスマスターズは年間上位8選手が出場できる大会で、日本からは小田、国枝、三木拓也の3名が出場。小田と国枝が予選ラウンドロビンを勝ち抜き4強へ駒を進めたものの、国枝は負傷のため準決勝を棄権しヒューエットが決勝へ。一方、小田はJ・ヘラルド(ベルギー)をフルセットで破り、決勝へ進出した。

予選ラウンドロビンで小田はヒューエットにストレート負けを喫していたが、決勝ではバックハンドのクロスショットを中心にウィナーを取り、リベンジを果たして優勝。また、16歳での優勝はヒューエットが持っていた19歳の最終戦最年少優勝記録を破り、大幅な更新となった。

国際テニス連盟ITFの公式サイトには小田のコメントが掲載されている。

「感無量だ。最年少で優勝できて、しかも今年最後の試合で優勝できて本当にうれしい。観客の前でプレーできたことは、とてもエキサイティングだったし、スモークや照明の演出も素晴らしかった。前回(予選ラウンドロビン)のアルフィー(ヒューエット)との試合は僕にとってとてもいい試合だったけど、あの試合をもう1度見直して、勝つための最善の方法についていろいろ考えた」

「今日はアルフィーがとてもいいプレーをしていたから、ポイントを取るのが大変だったけど、今はとてもハッピーな気分。休息が必要だし、休暇を楽しむつもり」

日本人男子で同大会のタイトルを獲得するのは2012年から2014年にかけて3連覇を達成している国枝以来の快挙となる。