ノヴァーク・ジョコビッチ
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男子プロテニス協会のATPは8日、13日開幕の最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)に出場する世界ランク8位のN・ジョコビッチ(セルビア)のインタビューを掲載。大会初優勝を飾った2008年や4連覇した2010年代の記憶、そして7年ぶりの優勝を狙う今大会における意気込みなどを語った。

【ATPファイナルズデビューと初優勝 2007年〜2008年】

35歳のジョコビッチは2007年にATPファイナルズ初出場。同年はD・フェレール(スペイン)、R・ガスケ(フランス)、R・ナダル(スペイン)と予選ラウンドロビンで対戦し1セットも奪えず敗退、苦いデビュー戦となった。

それでも、2度目の出場となった2008年は1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で初の四大大会制覇。さらに2つの「ATPマスターズ1000」のタイトルも獲得し満を持しての参戦となった。

「2008年当時、僕はまだ若くツアー・ファイナルに2回目の出場を果たしただけだったんだ。上海(当時の会場)では調子が良かったのを覚えているよ。自分のパフォーマンスをよく覚えているし、本当に素晴らしい5試合をプレーできた」

実際ジョコビッチは予選ラウンドロビンでJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)とN・ダビデンコを下し決勝トーナメント進出を決めると、準決勝ではG・シモン(フランス)を逆転で撃破し初の決勝へ。最後はラウンドロビンでも顔を合わせたダビデンコを6-1,7-5のストレートで破り、念願のトロフィーを掲げた。

「決勝でのダビデンコとの対戦は本当に素晴らしかったよ。あの試合は大会の中で1番のピークを持ってこれた。美しいテニススタジアムで好調の選手と対戦することができた。ツアー選手にとって、ツアー・ファイナルでの優勝はシーズンを締めくくるのに最高のもので、良い気分と感覚を持って新シーズンに臨むことができるんだ」

【4連覇の偉業 2012年〜2015年】

2009年から2011年までもATPファイナルズに出場していたジョコビッチだったが、2009年と2011年は予選ラウンドロビンで敗退。2010年は準決勝でR・フェデラー(スイス)に屈した。しかし、2012年からは圧巻のシーズンの連続となり、結果的に2015年までの4年間、最終戦では20戦19勝と最高の成績をおさめ4連覇を果たすこととなる。

「間違いなく、今までで最高の成績だったね。男子ツアーでプロとして最も難しいことのひとつは、一貫性を保つことだと思う。特に、グランドスラムやマスターズ1000などの大きな大会では、毎週、毎週、安定したプレーをすることが僕の目標なんだ。特にグランドスラムやマスターズ1000などの大きな大会では、ベスト8入りを果たすだけでなく、ランキングポイントを稼ぎ、できるだけ男子のトップであり続けなければいけない」

2012年はJW・ツォンガ(フランス)、A・マレー(イギリス)、T・ベルディヒ(チェコ)、デル=ポトロを下し決勝に駒を進め、最後はフェデラーを撃破。2013年はフェデラー、デル=ポトロ、ガスケ、S・ワウリンカ(スイス)、ナダル。2014年はM・チリッチ(クロアチア)、ワウリンカ、ベルディヒ、錦織圭を破り決勝にいくと、フェデラーの棄権により戴冠。2015年は予選ラウンドロビン第1戦で錦織を下したものの、第2戦でフェデラーに敗れ連勝記録が途絶えた。それでもベルディヒ、ナダルを破り決勝に進むと、最後はフェデラーにリベンジを果たし優勝している。

「ツアー・ファイナルは、ATPシーズンの最高峰の戦いなんだ。最初の試合から競争が激しく、そのため前哨戦となるいくつかの大会をインドアで経験し、ある程度の成功を収めることは、非常に望ましいことだし、環境や条件に適応するために役に立つんだ」

「あの時は自分のキャリアも調子も絶好調だったんだ。あの場所、あのコートの雰囲気、そして勝てば勝つほど次にあのコートでプレーするとき、より快適に、より自信を持ってプレーできるようになる」

【2015年以来7年ぶりの優勝へ 2022年】

今シーズン、ジョコビッチは新型コロナウイルスのワクチン接種の問題で全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)や全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でプレーできず。ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)では優勝を果たしたもののロシアによるウクライナ侵攻の影響でポイントが付かなかった。

それでも、9月のテルアビブ・ウォーターゲン・オープン(イスラエル/テルアビブ、室内ハード、ATP250)と10月のアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)で2週連続優勝を果たすと、ロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)では19歳のH・ルーネ(デンマーク)に屈したが準優勝を果たし、好調を維持して最終戦に臨むこととなる。

「ツアー・ファイナルの前に、インドア大会で大きな勝利をいくつか挙げることができたのは助けになる。今年は、僕にとってとてもユニークな年だったね。肉体的なことよりも精神的に難しい年だったんだ。フィジカルはいい感じだよ。それに今は精神的にもモチベーションが上がっている」

5度の優勝を誇るジョコビッチは今大会、フェデラーの持つ6度優勝の記録に挑戦するべく出場することとなる。

今年のNtto ATPファイナルズは世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)が左わき腹負傷のため欠場。代わりにT・フリッツ(アメリカ)が入り出場選手8名が揃った。

R・ナダル
C・ルード(ノルウェー)
S・チチパス(ギリシャ)
N・ジョコビッチ
D・メドベージェフ
F・オジェ アリアシム(カナダ)
A・ルブレフ
T・フリッツ

【補欠選手】
H・ルーネ
H・フルカチュ(ポーランド)