決勝進出を果たしたマレー
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マレーは同大会に過去6度出場し、2007年・2017年に準優勝、2008年・2009年に優勝を飾っている。2回戦でA・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝で世界ランク170位のA・ミュレール(フランス)を下し4強入りし、今季マッチ11勝3敗と好調を維持する21歳 レヘチカと激突した。
この試合、第1セットは一方的な展開に。マレーはファーストサービスが入ったときに82パーセントの高い確率でポイントを獲得すると1度もブレークを許すことのプレーを披露。リターンゲームでは3度のブレークを奪い6ゲーム連取で先行する。
第2セットでは第2ゲームでこの日初めてブレークされると、そこから挽回できずにセットカウント1−1に。ファイナルセットでも第3ゲームで先にブレークされるも、直後の第4ゲームでブレークバック。しかし、第5ゲームではラブゲームでブレークを許し終盤に入ると第9ゲームで2度のマッチポイントを握られる。
このピンチを何とか凌いだマレーっだったが第10ゲームはレヘチカのサービング・フォー・ザ・マッチ。ここでも3度のマッチポイントを迎えるが、驚異的な粘りを見せるマレーが土壇場でブレークバックに成功。勢いに乗ったマレーはシーソーゲームとなったタイブレークを制し、2時間29分の激闘をものにした。
2019年10月のヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)以来 約3年4カ月ぶり47度目のツアー制覇をかけ、マレーは決勝で第3シードのD・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で第2シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)をストレートで下しての勝ち上がり。