勝利したダニエル
画像提供:ゲッティイメージズ
>>ダニエル 太郎、らアカプルコ組合せ<<
>>ジョコビッチらドバイ選手権組合せ<<
今大会、予選2試合を勝ち抜いた30歳のダニエルは1回戦で世界ランク44位のJ・J・ウルフ(アメリカ)をストレートで下し大会初白星をあげ初戦を突破。一方、同4位のルードは同342位のG・アンドレオッシ(アルゼンチン)をフルセットで破り2回戦に駒を進めている。
ツアー本戦では初めての顔合わせとなった両者。試合はストロークの打ち合いとなるも、第2ゲームでダニエルのフォアハンドがわずかにアウトになりラブゲームでブレークされる苦しい立ち上がりとなる。それでも第5ゲームではラリーを制しブレークチャンスを握ると、最後はルードのショットがアウトとなりブレークバックに成功。
その後は互いにチャンスを作りながらブレークできずにいると、第11ゲームでダニエルがバックハンドウィナーを放ちブレークチャンスを握り、ラリーの末にルードがバックハンドのドロップショットをネットにかけ2度目のブレークを奪って第1セットをものにした。
第2セット、互いにサービスゲームをキープしながら迎えた第6ゲームでダニエルはスマッシュをミスしブレークを許すとそのまま挽回できずにセットカウント1−1に追いつかれる。このセットではセカンドサービス時のポイント獲得率が38パーセントと苦しんだ。
ファイナルセットでもブレークが生まれず中盤へ。互いにブレークチャンスを手に出来ないなか、ダニエルはドロップショットを放つなどペースを変えようとするもあと一歩押し込めずチャンスを掴めない。
ゲームカウント5−6で迎えた第12ゲームでは攻め込むダニエルだったが、ルードのストロークに対し苦しみ0−30となる。そこから2ポイント連取し追いつくもフォアハンドのショットがアウトになりマッチポイントを握られる。これを凌いだダニエルはその後もう1度迎えたマッチポイントも守り切りタイブレークに突入する。
タイブレークでも両者譲らずキープが続くが、6−5で迎えたダニエル初のマッチポイントを取り切り、2時間57分の激闘を制した。
準々決勝では第8シードのA・デ ミノー(オーストラリア)と対戦する。デ ミノーは2回戦で世界ランク842位のJ・ベレッティーニ(イタリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
敗れた24歳のルードは今季マッチ4敗目。通算3勝4敗と苦しんでいる。