世界ランク103位のダニエル
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8日に開幕する男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は6日にシングルス予選1回戦が行われており、予選第17シードのダニエル太郎が世界ランク218位のN・ハート(ドミニカ共和国)を5-7, 6-1, 6-4の逆転で破り、本戦入りに王手をかけた。試合後にSNSを更新したダニエルは「今日も乗り切れました」とコメントしている。

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前週のアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)では予選2試合を勝ち抜き、J・J・ウルフ(アメリカ)やC・ルード(ノルウェー)を下し8強入りを果たしていた世界ランク103位のダニエル。

この日は第1セットを落としたものの、第2セットではファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。ハートに1度もブレークを許さないプレーを披露すると、リターンゲームでは2度のブレークを奪いセットカウント1−1に追いついた。

ファイナルセットではよりサービス時のポイント獲得率を上げたダニエル。サービスゲームではわずか4ポイントしか落とさないプレーを見せ、ブレークチャンスすら与えずに2時間7分で逆転勝利を決めた。

予選決勝でダニエルは予選第7シードのA・ポピリン(オーストラリア)と対戦する。ポピリンは1回戦で世界ランク485位のB・クラーン(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。

試合後にツイッターを更新したダニエルは「Indian Wells 1回戦突破!メキシコからの移動でアクシデント色々あり調整に苦労しましたけど今日も乗り切れました。また明日予決!」とコメントをつづっている。

同日には世界ランク813位の杉田祐一も1回戦に登場したが、予選9シードのT・コキナキス(オーストラリア)に6-7 (5-7), 3-6のストレートで敗れ姿を消した。

また、予選第14シードとして綿貫陽介も参戦しており、1回戦で世界ランク171位のシャン・ジュンチェン(中国)と顔を合わせる。

日本勢では世界ランク34位の西岡良仁が第29シードとして本戦入り。今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では第32シードとして、錦織圭以来となる四大大会のシードに入っており「四大大会」、「ATPマスターズ1000」で2大会連続でのシード獲得となった。

BNPパリバ・オープン本戦の第1シードはC・アルカラス(スペイン)、第2シードはS・チチパス(ギリシャ)、第3シードはルード、第4シードはT・フリッツ(アメリカ)、第5シードはD・メドベージェフ、第6シードはA・ルブレフ、第7シードはH・ルーネ(デンマーク)、第8シードはF・オジェ アリアシム(カナダ)。

世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)と同9位のR・ナダル(スペイン)は欠場が発表されている。