イガ・シフィオンテク
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女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は16日、シングルス4回戦が行われ、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)が第21シードのD・ヴェキッチ(クロアチア)を6-3, 6-4のストレートで破り、3年連続のベスト8進出を果たした。

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21歳のシフィオンテクは2021年の同大会でKa・プリスコバ(チェコ)を破り初優勝。さらに昨年はO・ジャバー(チュニジア)を撃破しトロフィーを獲得しており、今年も優勝しタイトルを防衛すれば、2008年にWTA1000のカテゴリーが導入されて以来、S・ウィリアムズ(アメリカ)とM・シャラポワに続き3人目の3度同大会を制した選手となる。

今大会では2回戦で世界ランク世界ランク506位のA・パブリュチェンコワをストレートで、3回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場していた同68位のL・ツレンコ(ウクライナ)をストレートで下して4回戦へ駒を進めた。

15日に行われる予定だったが、雨天による悪天候のため試合が消化できず。翌16日に順延となったこの日の第1セット、シフィオンテクは第3ゲームから3ゲーム連取に成功するも、第7ゲームでブレークバックを許す。それでも、第8ゲームから2ゲームを連取し、42分で先行する。

続く第2セット、互いにサービスキープが続くとシフィオンテクは第9ゲームでブレークを奪い、1時間35分で勝利した。

勝利したシフィオンテクは準々決勝で第7シードのE・ルバキナ(カザフスタン)と対戦する。ルバキナは4回戦で世界ランク70位のM・ボンドロウソワ(チェコ)を6-3, 6-3のストレートで下しての勝ち上がり。

シフィオンテクとルバキナが対戦するのは今季3度目。1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)4回戦、3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)で対戦しており、いずれもルバキナがストレートで勝利。通算対戦成績はルバキナが2勝1敗としている。