4強入り決めたルード
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は17日にシングルス準々決勝が行われ、第4シードのC・ルード(ノルウェー)が第24シードのF・セルンドロ(アルゼンチン)を7-6 (7-5), 6-4のストレートで破り、2年連続3度目のベスト4進出を果たした。

>>【動画】世界4位ルード 2年連続の4強入りを決めた瞬間<<

>>メドベージェフ、ルーネらBNLイタリア国際 組合せ・結果<<

今季、4月のミレニアム・エストリル・オープン(ポルトガル/エストリル、レッドクレー、ATP250)で優勝を飾った世界ランク4位のルードは、同大会の2020年と2022年でベスト4進出。今大会は初戦となった2回戦で世界ランク89位のA・リンデルクネシュ(フランス)をストレートで、3回戦で同49位のA・ブブリク(カザフスタン)をフルセットで、4回戦で同62位のL・ジェレ(セルビア)をストレートで破り、8強入りした。

この日の第1セット、ルードは開始からブレークチャンスを掴むと第4ゲームでブレークに成功。しかし、第7ゲームでセルンドロにブレークバックを許しタイブレークにもつれ込む。それでも3度のミニブレークを奪ったルードは2度目のセットポイントをものにし先行する。

続く第2セット、第2ゲームでブレークを許したルードだったが直後の第3ゲームでブレークバックに成功。その後は互いにブレークチャンスを掴むと第9ゲームでルードが2度目のブレークを奪い、2時間5分で勝利した。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルードのコメントを掲載し「良いテニスができた。準決勝に進出できて、とてもうれしいよ。とても、とても楽しい大会になると思うね」と語った。

「テニスというのは不思議なスポーツだ。ここ12ヶ月ではキャリア最高の瞬間もあったけど、直近では厳しい敗戦もあった。でも、こうしてローマに戻ってきて最高の気分だよ。イタリアではこれまでにも2度、準決勝に進出したことがあるしね」

勝利したルードは準決勝で第7シードのH・ルーネ(デンマーク)と対戦する。ルーネは準々決勝で昨年大会を制した第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-2, 4-6、6-2のフルセットで下しての勝ち上がり。

ルードはルーネについて「彼はとても良くなっている。2021年と2022年に数回対戦しているけど、彼の成長は本当に素晴らしい。彼の自信はコート上でも発揮されているし、今いる場所に本当にふさわしいと思う。彼は自分のキャリアに大きな目標を持っていて、次々とクリアしている。準決勝はとにかく戦おうと思っている」と述べた。