スマホが鳴りベンチに戻ったシフィオンテク
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女子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)は17日、第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)と第7シードのE・ルバキナ(カザフスタン)のシングルス準々決勝が行われたが、シフィオンテクが6-2, 6-7 (3-7), 2-2とした時点で途中棄権を表明し、ルバキナがベスト4進出を果たした。この試合、開始早々にシフィオンテクのスマートフォンが鳴る珍事が発生している。

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21歳のシフィオンテクは今季、2月のカタール・トータルエナジーズ・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、WTA500)と4月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTA500)で優勝。前週のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)では準優勝している。

一方、23歳のルバキナは今シーズン、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)で準優勝。3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)ではタイトルを獲得している。

第1セット、開始早々の第1ゲームでシフィオンテクは自身のスマートフォンが鳴る珍事が発生。ベンチに戻り対応する事態となったものの、いきなりブレークに成功。そのまま4ゲームを連取し、先行する。

続く第2セットでも第1ゲームでいきなりブレークに成功。その後はサービスキープを続けるも第8ゲームでブレークバックを許しタイブレークにもつれ込む。シフィオンテクは3-3から4ポイントを連取され、1セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、互いにブレークチャンスを与えずサービスキープを続けるも、第4ゲーム終了時点でシフィオンテクが右大腿部を負傷し棄権を表明した。試合時間は2時間21分。

勝ち上がったルバキナは準決勝で第20シードのJ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。オスタペンコは準々決勝で世界ランク35位のP・バドサ(スペイン)を6-2, 4-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。