初戦突破を果たしたコルダ
画像提供:ゲッティイメージズ

テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は２８日、男子シングルス１回戦が行われ、第２４シードのＳ・コルダ（アメリカ）が世界ランク５９位のＭ・マクドナルド（アメリカ）を6-4, 7-5, 6-4のストレートで破り、２年連続３度目の初戦突破を果たした。また、ツアーでは今年１月の全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）以来 約４ヵ月ぶりの勝利をあげ、負傷からの復活を印象付けた。

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２２歳のコルダは今季、１月のアデレード国際１（オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250）で準優勝を果たし好調なスタートを切ると、全豪オープン（オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム）ではＤ・メドベージェフやＨ・フルカチュ（ポーランド）らを破り四大大会初のベスト８に進出する。

しかし、同大会準々決勝で右手首を負傷し途中棄権すると、その後ツアーを離脱。４月に復帰したもののムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）とBNLイタリア国際（イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000）では初戦敗退を喫し、クレーコートでは白星がなかった。

この日、コルダは６本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに６１パーセントの確率でポイントを獲得。ストローク戦では互角の戦いとなり同胞のマクドナルドに４度のブレークを許したものの、リターンゲームでは９度のダブルフォルトを犯したマクドナルドから７度のブレークに成功し、２時間３６分で勝利した。

コルダは２回戦で予選から出場している世界ランク１１８位のＳ・オフナー（オーストリア）と対戦する。オフナーは１回戦で同４４位のＭ・クレッシー（アメリカ）をストレートで下しての勝ち上がり。

同日には第５シードのＳ・チチパス（ギリシャ）、第７シードのＡ・ルブレフ、第１１シードのＫ・ハチャノフ、第１３シードのフルカチュ、第１７シードのＬ・ムセッティ（イタリア）らが２回戦へ駒を進めた。

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