“両国の選手たちが、自国批判ができない状況を理解すべき” 

4月22日、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)やヴァセック・ポスピシル(カナダ/同133位)が立ち上げたPTPA(プロテニス選手協会)が、ウィンブルドンが決めたエントリー拒否決定を受けて声明を発表。「PTPAは、テニスプレーヤーを国籍で差別することはない。罪のない人々に対する暴力を支持、または実行する人々には反対して立ち向かいます」と高まりかねないロシア人選手、ベラルーシ人選手への批判に対してクギを刺した。



声明の中でまず「我々は、ロシアのウクライナへの侵攻を強く非難する。私たちは、暴力を止めることはできない。しかし、平和と正義を唱え続けるウクライナとその市民を支援するために、私たちの声を結集することができると認識している」と綴ったPTPA。

続けて「主要大会がロシア、ベラルーシ選手の出場禁止を考えている中、彼らの多くが自国の法律のため、表現の自由を失っていることを理解しなければならない。ロシアやベラルーシに反対する発言や、侵略を糾弾することは、投獄される可能性がある」と、両国の選手たちが、自国批判ができない状況を理解すべきだと主張。

「PTPAは、テニスプレーヤーを国籍で差別することはない。罪のない人々に対する暴力を支持、表明、または実行する人々には反対して立ち向かう」と選手に対する暴力、批判に対して、反対すると綴った。

ロシアでは侵攻開始後、ロシア軍批判や虚偽情報の流布や軍事行動停止の呼びかけなどを禁止する刑法を制定。ロシアへの制裁を促すような言動も罪になる可能性があると言われている。

著者:Tennis Classic 編集部