国枝慎吾も絶賛する日本車いすテニス界のホープがプロに

4月28日、小田凱人(東海理化/世界ランク9位)は記者会見を行い、車いすテニス選手国内最年少の15歳11ヵ月20日でプロ宣言をし、「テニスを始めた時から夢見てきたプロ車いすテニスプレイヤーに15歳という年齢でなれたことを心からうれしく思っています」と語った。



「この度、私、小田凱人は本日を持ちまして、プロ車いすテニスプレーヤーとして活動していくことを決意しました。テニスを始めた時から夢見てきたプロ車いすテニスプレイヤーに15歳という年齢でなれたことを心からうれしく思っています。この日に至るまで、いつも支援していただいているスポンサー各社様の力だったり、家族、コーチ、そしていつも応援してくださっている方々の支えがありました。改めて感謝致します。これからは選手として、日本のパラスポーツを盛り上げ、障害のある子供達でも活躍出来るような世の中を作っていける選手になり、そして、今病気と闘っている子供達へ向けてもその子達のヒーロー的な存在になれるようさらに頑張っていきたいと考えています」と記者会見で語った小田。

現在15歳の小田は9歳の時に骨肉腫になり車いす生活となり、10歳から車いすテニスをスタートさせる。すると4年後の2020年、18歳以下の世界No.1決定戦「世界Jr.マスターズ」に14歳で出場するとなんと単複優勝。

続く2021年、5月に14歳11ヵ月18日と史上最年少でのジュニア世界ランク1位になると、10月に車いすテニスの国別対抗戦「2021BNPパリバ・ワールド・チーム・カップ」ジュニアの部で日本を優勝に導く。さらにシニアの世界ランクでもトップ10入りを達成。ITF(国際テニス連盟)から、結果だけでなくコート外でのリーダーシップやスポーツマンシップの原則を体現している選手に贈られる「ITF車いすテニス・ジュニア・オブ・ザイヤー2021」も受賞している。

そのポテンシャルは、国枝慎吾(ユニクロ/同2位)が「本当に明るい日本の車いすテニスにとって明るい存在」「全部のショットが一級品」と認めるほど高いものである。この5月、男子日本代表史上最年少となる15歳10ヵ月で選出された「2022BNPパリバ・ワールド・チーム・カップ」(5月2日〜8日/ポルトガル)で、国枝らと日の丸を背負って戦ったあと、全仏オープン(5月31日〜6月4日/フランス・パリ)でグランドスラム・デビューを果たす。日本車いすテニス界のホープの戦いから目が離せない。

著者:Tennis Classic 編集部