アルカラス、自らのスタイルは“常にアグレッシブであること”

「全仏オープン」6日目となった5月27日、男子シングルス3回戦が行われ、19歳のカルロス・アルカラス(スペイン/世界ランク6位)がベスト16入り。会見では自身の強みを“常にアグレッシブであること”と分析した。



今季のクレーコート・シーズンで唯一敗北を喫しているセバスチャン・コルダ(アメリカ/同30位)と3回戦を戦ったアルカラス。タフな戦いを強いられると思われたが、ショットの威力やフットワーク、ゲームメイクなど19歳にして完成度の高いテニスを披露し、6-4、6-4、6-2と圧倒して大会初の16強入りを果たした。

試合後、アルカラスは他の選手との違いについて、「常にアグレッシブであることかな。負けていても勝っていても、タフな場面でも試合中ずっと自分のスタイルを貫いている。それが違いだと思う」と分析。

コーチを務める2003年全仏オープンチャンピオンで元世界ランク1位のファン・カルロス・フェレーロ氏が、トップ選手と対戦するグランドスラムで2〜3時間維持しなければならない強さ、すべての大会、練習で集中力を切らさないようにすることをもたらしてくれたという。

優勝候補の一人として、順調に勝ち上がっているアルカラスだが、同じトップハーフにはノバク・ジョコビッチ(セルビア)とラファエル・ナダル(スペイン)も勝ち上がっており、4回戦のカレン・カチャノフ(同25位)戦と準々決勝を勝ち抜けば、どちらかと戦う可能性が高まる。

前哨戦「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/ATPマスターズ1000)準々決勝でナダルに、準決勝では初対戦となったジョコビッチにフルセットで勝利。さらに、同大会決勝では、今大会準々決勝で対戦する可能性のあるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)も下している。

実力とともに自信をつけてきたアルカラス。ジョコビッチ、ナダルとの対戦について、「確かにもし僕が勝っていれば、彼らのうちの一人と対戦するね。準備はできているよ」と力強い言葉を残した。

2005年に全仏オープンを制したナダル以来、17年ぶりに10代でのグランドスラム優勝に向け、アルカラスは“常にアグレッシブであること”を武器にどこまで勝ち上がることができるだろうか。

■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート



著者:Tennis Classic 編集部