技巧派パイファーにスピードで勝負した小田

5月31日「全仏オープン」車いすテニス男子シングルス1回戦、小田凱人(東海理化/世界ランク9位)はニコラス・パイファー(フランス/世界7位)と対戦。技巧派パイファーに苦しめられるゲームもあったが、落ち着いて対処し、小田が6-1、6-3とストレートでグランドスラム・デビュー戦をものにした。



車いすテニスを始めてわずか4年、14歳で18歳以下の世界No.1決定戦「世界Jr.マスターズ」に出場して単複優勝、さらに昨年4月にはITF車いすテニスジュニアランキングで史上最年少となる14歳11ヵ月18日で1位となっている小田(現在16歳)。

試合は小田のサービスからスタート。武器のサーブを活かして、まずキープすると、パイファーはドロップショットやネットに出る小田の足元に沈めるなど巧さでキープする。先にブレークしたのは小田。第4ゲーム、リターンエース、フォアハンド・ウィナーを決めるなどでポイントをリードすると、2本目のブレークチャンスでミスを引き出してブレークに成功。第5、第7ゲームとデュースまで粘られるが、コースにきっちりサーブを決めてキープし6-1で第1セットを先取する。

第2セット第2ゲーム、パイファーに粘られて先にブレークを許した小田。しかし、集中力を保って、ショットのテンポを早めると直後のゲームでブレークバックに成功、さらに第5ゲームでもブレークしてリードを奪う。その後は、パイファーにチャンスを与えず。5-3で迎えたリターンゲーム、リターンから積極的に仕掛けていくと、ラブゲームでブレーク。6-3で締めて、グランドスラム・デビュー戦を飾った。小田はこの試合、ファーストサーブ確率70%をマーク。その内、65%をポイントにするなど自慢のサーブからの展開が光った。

続く準々決勝、小田はゴードン・リード(イギリス/同4位)との対戦が決まっている(対戦成績1勝1敗)。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート


著者:Tennis Classic 編集部