59度目の対戦はナダルに軍配

現地5月31日、「全仏オープン」男子シングルス準々決勝が行われ、前年覇者で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク1位)と、過去13度の優勝を果たしている第5シードのラファエル・ナダル(スペイン/同5位)が対戦。通算59度目の対戦は、6-2、4-6、6-2、7-6(4)でナダルが制し、6年連続15度目のベスト4入りを果たした。



昨年の全仏オープン準決勝以来、約1年ぶりの対戦となったジョコビッチとナダル。対戦成績は、2006年全仏オープン準々決勝の初対戦からジョコビッチが30勝28敗と一歩リードしているものの、クレーコートでは8勝19敗と“赤土の王者”ナダルが勝ち越している。

グランドスラムで最多21度の優勝を誇るナダルと、その記録に並ぼうと今大会での優勝を狙うジョコビッチの対戦。互いにツアーで1000勝以上挙げている2人の対戦は、準々決勝で激突するにはもったいないほど注目の一戦となった。

試合は第1ゲームから動く。ナダルの強烈なフォアハンドがコート深くに突き刺さり、ジョコビッチは攻撃できない。10分に及ぶゲームの末、ナダルがいきなりブレークに成功する。その後、ジョコビッチも食い下がるが、足に不安を抱えていることを感じさせないナダルのプレー。第5ゲームもブレークし、6-2でセットを奪う。

第2セットも激しいラリーの応酬が続く。第1ゲーム、ナダルはストローク戦で主導権を握ると、ジョコビッチに連続ポイントを許さず。7度目のブレークポイントを制し、第1セットに続いて先にリードを奪うと、第3ゲームも破って2ブレークアップとする。

だが、ジョコビッチも反撃。ショットの精度を高めると、ナダルにミスが出てくる。第4ゲームで奪い返し、第6ゲームも7度のデュースの末にブレーク。エンジンのかかってきたジョコビッチは、一気に攻撃をたたみかけて第10ゲームで3度目のブレークに成功し、逆転で第2セットを奪い返した。

互いに譲らぬ中迎えた第3セット、第1ゲームでナダルがラブゲームでブレーク。ジョコビッチはまたも追いかける展開となると、堅い守備のナダルを崩すことができない。第5ゲームでもナダルが2度目のブレークに成功し、6-2でセットを奪い、勝利まであと1セットとする。

第4セット、ここまで第1ゲームでブレークを許していたジョコビッチだが、このセットはしっかりキープ。すると、次ゲームでチャンスを得ると、ナダルのドロップショットがわずかにラインを割り、ジョコビッチがブレーク。この試合初めてリードを奪った。

しかし、ジョコビッチのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲーム、ナダルはフォアハンドで果敢に攻撃。ジョコビッチに2本のセットポイントがありながら、粘り強くプレーし、ブレークバックに成功。このままタイブレークに突入すると、ナダルは2度のミニブレーク。ジョコビッチに1本返されたが、リードを生かして最後はバックハンドウィナーを決め、4時間12分の死闘を制した。

ナダルは、準決勝で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)と対戦。ズベレフは、準々決勝で快進撃を続けていた第6シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同6位)を6-4、6-4、4-6、7-6(7)で下している。

■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート



著者:Tennis Classic 編集部