最終セット、劣勢から見事立ち直って優勝をもぎ取る

6月4日、「全仏オープン」車いすテニス男子シングルス決勝、第2シードの国枝慎吾(ユニクロ/世界ランク2位)は、第3シードのグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン/同3位)と対戦。6-2、5-7、7-5とフルセットの末に勝利し、4年ぶり8度目となる全仏オープン制覇。グランドスラム優勝回数を48勝(うちダブルス21勝)に伸ばした。



ダブルスのパートナーでもあるフェルナンデスとの決勝、国枝のサーブから試合がスタートする。パワフルなフェルナンデスのショットに対して、さらに厳しいコースへと打ち返していく国枝。第2、第4ゲームとブレークに成功し、開始から5ゲーム連取とする。第6ゲームで初キープを許すと、続く国枝のサービスゲームも破られてしまったが、第7ゲームでブレークに成功。6-2で第1セットを先取する。

第2セットは、拮抗した展開に。第4ゲームまでキープが続くと第5ゲームで先にブレークされるが、直後のゲームですぐにブレークバックに成功。3-3とする。4日連続での試合で疲労も溜まっている国枝。第7ゲームでも、ポイントリードされるが、ガッツポーズをし、声を出して自身を鼓舞してキープに成功すると、続くゲームでブレーク。5-3としてサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップを迎えたが、ここから連続ブレークされて5-7で落とす。

続くリターンゲームでデュースと粘るが、ブレークチャンスは作れない。コースを突いて苦しい体勢で打たせようとする国枝に対して、強打で仕掛けてくるフェルナンデス。勝負の最終セット、第1ゲームで先にブレークされた国枝は、第4ゲームでブレークバックに成功すると。ここから互いに2ゲームずつブレークする一進一退の攻防を繰り広げる。

痺れる展開の中、5-5で迎えたサービスゲーム、国枝はキープして5-4、プレッシャーをかける。第12ゲーム、リターンから攻めて30-40とチャンピオンシップを迎えた国枝。最後は、ネットに出てきたフェルナンデスにパッシングショット。通算48度目のグランドスラム制覇を決めた。

国枝はこのあと第3試合で、フェルナンデスと共に、アルフィー・ヒュウェット(同2位)/ゴードン・リード(同1位)とのダブルス決勝に挑む。


■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート




著者:Tennis Classic 編集部