グランドスラム通算優勝回数、単独1位の記録を「22」に伸ばしたナダル

現地6月5日、「全仏オープン」男子シングルス決勝が行われ、第5シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク5位)が第8シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同8位)を6-3、6-3、6-0で下し、大会最多14度目のタイトル、そして男子では史上最多22度目のグランドスラム制覇を成し遂げた。



足の不安を抱えながら今大会を迎えた36歳のナダルは、4回戦でフィリックス・オジェ・アリアシムをフルセットで下して勢いに乗り、準々決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア/同1位)、準決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)に勝利し、決勝に進出。これまで決勝で敗れたことはなく、その勝負強さをこの試合でも発揮した。

対するは23歳のルード。クレーコートを得意としており、8度のツアー優勝のうち7勝をクレーコートで挙げている。憧れの選手としているナダルが設立したアカデミーで共に練習も行ったこともあるが、ツアーレベルで初対戦。最高の舞台が用意された。

試合はナダルのサービスゲームでスタート。第1ゲーム、ルードはコート後方に下がり、ラリーをつないでいくが、ナダルは動じずサービスキープ。直後の第2ゲームで先にリード奪ったナダルは、ダブルフォールトなど自ら流れを手放したものの、第4ゲームでルードのミスを誘って2度目のブレークに成功。そのままナダルが6-3でセットを奪う。

続く第2セット第1ゲーム、ルードはナダルを左右に揺さぶるも、なかなか崩れてくれずピンチを迎える。それでも浅くなったチャンスボールでしっかり攻撃。プレッシャーがありながらもなんとかキープに繋げ、序盤でリードを許したくないルードにとっては大きなサービスキープとなる。

その後、第3ゲームでチャンスを握るとナダルがダブルフォールト。3-1と初めてリードを奪った。だが、攻守にわたり一枚上手のナダル。ミスが続いたルードからブレークポイントを握ると、これを逃さずすぐさまブレークバックに成功。直後のサービスゲームもラブゲームキープとルードにプレッシャーをかけていく。

プレーの質を一段上げたナダルは、3-3で迎えた第7ゲームもブレークすると、第9ゲームもルードのサービスゲームを破って6-3。1-3から一気に5ゲームを奪って、勝利まであと1セットとする。

なんとか意地を見せたいルードは、勢いのあるナダルのボールに必死に食らいつく。だが、ナダルのレベルは一切落ちず、ルードに攻撃できるボールも少ない。第3セット第2ゲームで最初のブレークに成功すると、あとはナダルのペース。第4、第6ゲームもナダルがブレークして6-0。

14度目の全仏オープンタイトル、そして男子では史上最多22度目のグランドスラム制覇という偉業を成し遂げた。

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■全仏オープン2022
日程/2022年5月22日(日)〜6月5日(日)
開催地/フランス・パリ:ローランギャロス
賞金総額/4,360万ユーロ(約59億円)
男女シングルス優勝賞金/220万ユーロ(約3億円)
サーフェス/クレーコート

著者:Tennis Classic 編集部