ビッグサーブに苦しんだアルカラスだが、最終的に攻略

6月27日、ウィンブルドン男子シングルス1回戦、第5シードのカルロス・アルカラス(スペイン/男子同7位)はヤン・レナード・ストルフ(同158位)と対戦。4-6、7-5、4-6、7-6(3)、6-4とフルセットの末に逆転勝ちを果たして2回戦進出を決めた。試合後、アルカラスは「4時間近い素晴らしい試合を楽しめた」と語った。



優勝候補の一角と目された全仏オープンをベスト8で敗退したアルカラスは、大会前の会見で「芝でプレーするのは簡単ではないし、ウィンブルドン前の大会に出場できなかったから今週はタフになりそうだ」と語っている。そのとおり、1回戦はストルフのビッグサーブと強打に苦しむことになった。

第1セット第2ゲームでブレークポイントを迎えたアルカラスだったが、ここで取りきれず。続く第3ゲームでブレークを許して、4-6で第1セットを失う。

時速220キロに迫るビッグサーブを放つストルフは、第2セットでピンチを迎えても、そのサーブでことごとく凌いでいく。しかし、徐々にリズムが良くなってきたアルカラスのサーブを破ることができず、セット終盤へ。5-6のサービスゲーム、15-40とピンチを迎えるとアルカラスにリターンエースを決められ、第2セットはアルカラスが7-5で取り返す。

一進一退の攻防は第3セットに入っても変わらず。互いにキープが続く展開となったが、第7ゲーム、チャンスをものにしたストルフがブレークして6-4でセットを奪取する。

あとがなくなったアルカラス、第4セット第2ゲーム、第8ゲームとチャンスを作るが、あと1本が奪えない。それでも、相手にブレークチャンスを与えることなくキープを続けていき、タイブレークへ。

1本ずつミニブレークを奪い合って迎えた7ポイント目、アルカラスはミニブレークに成功。そのまま、リードを保って6-3とセットポイントを迎えると、サーブ&ボレーに出てきたストルフにバックハンドのパッシングショット。これが見事決まって7-6(3)。勝負を最終セットに持ち込んだ。

その最終セットは、互いにブレークポイントを与えずキープを続けていく。先にチャンスを握ったのはアルカラス。ストルフのサービスゲームとなった第7ゲーム、30-40としたがここをサービスポイントで凌がれる。

だが、第9ゲームのデュースでストルフがサーブ&ボレーを失敗。再びチャンスが訪れると、続くポイントでアルカラスはフォアハンドをクロスに強打する。これをストルフが返すことができずブレークに成功。5-4で迎えたサービング・フォー・ザ・マッチをキープし、フルセットの逆転勝ちを果たした。

試合後、アルカラスは「芝生の上でのプレーはとても美しい。4時間近い素晴らしい試合を楽しめた。でも、芝でのレベルをもう少し上げないとね(笑) 経験が浅いので改善していきたい」と改善の余地があると語った。

2回戦で、アルカラスはファビオ・フォニーニ(イタリア/同63位)を下したタロン・フリークスポール(オランダ/同62位)と対戦する。


■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK




著者:Tennis Classic 編集部