ティエムが1年2ヵ月ぶりの勝利を挙げる

現地7月5日、ATPチャレンジャーツアー「ザルツブルグ・オープン」(オーストリア・ザルツブルグ)シングルス1回戦、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のドミニク・ティエム(オーストリア/世界ランク346位)は、予選勝者のフィリップ・ミソリッチ(オーストリア/同210位)を6-4、7-5で下し、ケガからの復帰後初勝利を挙げた。試合後、自身のSNSに「困難な状況の中、私を支え、信じてくれたすべての人に感謝したい。あなたたちなしでは成し遂げられなかった」と綴っている。



2020年のUSオープンで初のグランドスラム制覇を成し遂げているティエムは、全仏オープンで2018年、2019年と2年連続で決勝に進出している。昨年6月に右手首の怪我でツアーから離脱。今年3月に復帰を果たしたものの、7大会連続で初戦敗退。全仏オープンで敗退後には、「『またトップ選手を倒せる』と思えるようになるまでには、あと数ヵ月はかかるだろう」と語っていた。

地元でのチャレンジャーツアー、初戦は同じオーストリアの20歳ミソリッチとの対戦となった。第1セット第2ゲーム、ティエムはミスが出てブレークポイントを迎えるが、サービスで押し込んでキープに成功。これでリズムが良くなったティエム。ミソリッチサーブの第7ゲーム、0-40とチャンスを作る。ここはあと1本が奪えなかったが、第9ゲームでも粘ると、5度目のブレークポイントで、ドロップショットに対応してバックハンド・ウィナー。ブレークに成功すると、続くサービスゲームをキープして6-4でセットを先取する。

続く第2セット、第1ゲームでブレークするも、第2ゲーム、第4ゲームとミスが出てブレークを許して2-5に。しかし第8ゲーム、ピンチを乗り越えてキープすると、第9ゲーム、40-15とセットポイントを握られたところからブレークバックに成功。第11ゲームでもブレークして7-5。昨年のATPマスターズ1000「ローマ国際」2回戦以来、約1年2ヵ月ぶりとなるうれしい復帰後初勝利となった。

試合後、ティエムはSNSに写真を投稿。「この笑顔が全てを物語っているね。今日の試合にとても満足している。オーストリアのホームでの大会、素晴らしい観衆の前で勝てたことはとても特別だった。長い道のりだったよ。自分の最高のフォームに戻るには、まだ多くの課題があることは分かっているが、そこに到達する自信はある。このような困難な状況の中、私を支え、信じてくれたすべての人に感謝したい。あなたたちなしでは成し遂げられなかった」と再びトップに戻る自信があると綴っている。

ティエムは続く2回戦、第7シードのファクンド・バグニス(アルゼンチン/同102位)と対戦する。応援が期待できるホームでの大会、勝ち上がって浮上のきっかけを掴んでほしい。

著者:Tennis Classic 編集部