ダブルスでは22度目となるグランドスラム制覇

現地7月9日、ウィンブルドン車いすテニス男子ダブルス決勝、国枝慎吾(ユニクロ/ダブルス同10位)/グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン/同3位)は、第1シードのイギリスペア、アルフィー・ヒュウェット(同1位)/ゴードン・リード(同2位)を6-3、6-1で下して優勝。国枝は通算49度目のグランドスラム制覇(シングルスは27冠)を成し遂げた。



ヒュウェット/リードペアとは、全仏オープン決勝でも対戦しており、その際は6(5)-7、6(5)-7で惜敗となっている。
試合はフェルナンデスのサーブからスタート。まず両ペアともキープとなる。国枝サーブの第3ゲーム、40-30とゲームポイントを迎えるが、ミスも出てブレークされてしまう。地元ペアのブレークに客席も盛り上がるが、国枝/フェルナンデスは続くゲームでブレークバックに成功。タイに戻すと、ヒュウェットサーブの第8ゲーム、15-40とチャンスを迎える。ここでロングラリーになると、国枝が打ったバックハンドのトップスピンロブがウィナーとなってブレークに成功。リードを保って6-3でセットを先取する。

これでリズムが良くなった国枝/フェルナンデス。第2セット第1ゲーム、リードが2本のダブルフォールトを犯すなどでブレークに成功。さらに第5ゲームでもブレークし、5-1とリードすると、ヒュウェットサーブの第7ゲームで、15-40とチャンピオンシップポイントを迎える。1本凌がれたものの、続くポイントでヒュウェットがダブルフォールト。アウェイの中、国枝/フェルナンデスが競り勝って全仏の借りを返した。

試合後の記者会見では、フェルナンデスが国枝のハングリーさについて言及。「スーパーチャンピオンとして、常に勝ちたいと思っている。挑戦があれば、それを受ける。彼はアルフィー(ヒュウェット)に挑戦され、ほかの選手から挑戦され、それが原動力になって先に進んでいっているんだ。もちろん、それは大変なこと。毎日ハードワークが必要だからね。しかし、彼はそれが問題ないこと、精神的な強さ、モチベーションも持っているんだ。彼がまだここにいることは素晴らしいことだし、彼が僕をどんどん向上させてくれる。これから、もっともっと彼に助けてほしいね」と他の選手から挑戦を受けていることが原動力となっていると思うと語っている。

また国枝はツイッターに「ダブルス優勝!! 明日はシングルス決勝です」と綴っている。大会最終日の明日7月10日、国枝はコート3第1試合(日本時間19時試合開始)で、地元イギリスの第2シード、アルフィー・ヒュウェット(イギリス/同2位)と対戦する。対戦成績は14勝12敗。直近のグランドスラムでは今年の全豪オープン決勝で対戦し、その際は7-5、3-6、6-2で下している。国枝は今大会で優勝すれば、シングルスのキャリア・グランドスラム達成となる。


■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK




著者:Tennis Classic 編集部