第3セット土壇場から大逆転勝利を果たした国枝

7月10日、ウィンブルドン車いすテニス男子シングルス決勝、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ/世界ランク1位)は第2シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス/同2位)と対戦。4-6、7-5、 7-6[10-5]、第3セット劣勢から大逆転で勝利し、ウィンブルドンのシングルスを初制覇。通算50度目(うちダブルス22勝)のグランドスラム制覇、生涯ゴールデンスラムを成し遂げた。



第1シードの国枝と第2シードのヒュウェットによる決勝。対戦成績は国枝の14勝12敗。直近のグランドスラムでは今年の全豪オープン決勝で対戦し、その際は7-5、3-6、6-2で下している。国枝は、ウィンブルドン初優勝をかけての決勝であると同時に、生涯ゴールデンスラムをかけての決勝となった。

試合は国枝のサービスからスタート。いきなりブレークを許すことになるが、国枝は直後のゲームですぐさまブレークバックする。しかし、ヒュウェットに第3ゲームでもブレークされて1ブレークダウンとなる。地元の大声援を受けるヒュウェットは速いテンポで強打を仕掛け、国枝はさまざまなショットをさまざまな高さ、コースに打って揺さぶりをかけていく。

4-4で迎えた第9ゲームで国枝はブレークを許し、4-5で迎えたリターンゲームでチャンスを迎えたが、あと1本が奪えず。4-6でセットを先取される。

第2セットも互いにブレークする展開に。第1ゲームでブレークを許した国枝は第3ゲーム、両者を通じて初めてラブゲームでキープに成功すると、第4ゲームでブレークバック。流れを引き寄せたかに見えたが、なかなかキープができない。第1セット同様に第9ゲームをブレークされて4-5。ヒュウェットのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップという中、国枝は好リターンからブレークに成功。逆に第11ゲームをキープしてプレッシャーをかけると、続くゲームをブレークして7-5でセットを取り返す。

勝負の最終セット、国枝は第1、第3ゲームとサービスを破られてしまう。第4ゲームで一つ取り返すが、直後にまたもブレークを許して1-4に。キープされたら苦しくなる第6ゲームをブレークし、なおもプレッシャーをかけていく国枝。最後の最後まで粘って6-6となってタイブレークに。先にリードを許した国枝だが、追いついて 7-6[10-5]。大逆転勝利でウィンブルドンのシングルス初制覇、生涯ゴールデンスラムを成し遂げた。



■ウィンブルドン2022
[THE CHAMPIONSHIP WIMBLEDON]
・大会日程/2022年6月27日(月)〜7月10日(日)
・開催地/イギリス・ウィンブルドン:オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(時差8時間)
・賞金総額/4,035万ポンド(66億6,160万円)
・男女シングルス優勝賞金/200万ポンド(3億3,030万円)
・サーフェス/グラス(芝)コート
・TV中継・放送予定/WOWOW、NHK



著者:Tennis Classic 編集部