西岡良仁、世界40位エバンズを下し約2年半ぶりのツアー4強入り

現地8月6日、「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/ATP500)シングルス準々決勝が行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク96位)は、第16シードのダニエル・エバンズ(イギリス/同40位)と対戦。3時間35分の大熱戦の末に、7-6(5)、4-6、7-5で下し、ATP500レベルでキャリア初となる4強入りを果たした。



今大会、西岡は1回戦でジェンソン・ブルックスビー(アメリカ/同37位)を6-4、6-3、2回戦で第11シードのアレックス・デミノー(オーストラリア/同21位)を3-6、7-6(6)、6-2で下し、前週のATP250アトランタ大会で決勝を戦った2人を撃破。

勢いに乗る西岡は、3回戦で昨年の東京五輪銀メダリストの第7シード、カレン・カチャノフ(同24位)に苦しめられたものの、持ち味である高い守備力を生かしてミスを引き出して、7-6(2)、7-6(1)で今季2度目のツアー8強入りを果たした。

今年2月のATP500アカプルコ大会以来となるツアー準々決勝の相手は、第16シードのエバンズ。西岡は、過去4勝0敗と勝ち越しており相性の良い相手だ。

第1セット、最初のサービスゲームでブレークを許した西岡は、エバンズのバックハンド側に高く弾むボールを集めてミスを引き出し、第5ゲームでブレークバックに成功する。その後も攻撃をかわしながら、丁寧なショットでエバンズを揺さぶり、チャンスを作ったがあと1本が遠く、ブレークはできず。5-6となったところで雷雨による約2時間半の中断から再開後、0-40とピンチを迎えると、計4度のセットポイントをしのいでタイブレークへ持ち込んだ。

そのタイブレークでは4-4で、西岡が華麗なバックハンドのパッシングショットを決めてリードを奪うと、続く自身のサーブでポイントを譲らず6-4。1本返されたが、6-5で再びネットに出てきたエバンズの足元へ沈め、ミスをさせて7-6(5)でセットを先取した。

続く第2セット、西岡は第1ゲームを2度のブレークポイントをしのいでキープしたものの、突如ミスが増加。第3ゲームでブレークを許すと、第5ゲームも落として1-4となる。すぐさま持ち直して一つブレークし返したものの、エバンズにリードを守られて4-6。試合は最終セットに突入した。

勝負の最終セットは、互いにリードを奪ったものの、守り切ることができず、2度ずつブレークして試合終盤へ。緊迫した中で迎えた6-5の第12ゲーム、30-30からサーブ&ボレーを仕掛けたエバンズの横を抜くリターンを決め、マッチポイントを握ると最後はエバンズのフォアハンドがアウトに。3時間35分の激闘の末に西岡が準決勝進出を決めた。

西岡のツアー4強入りは、2020年2月のATP250デルレイビーチ大会以来、約2年半ぶり。ATP500レベルでは初めてのこととなる。

準決勝で西岡は、第1シードのアンドレイ・ルブレフ(同8位)と対戦する。

著者:Tennis Classic 編集部