2年前に劇的なグランドスラム初優勝を飾ったティエムがワイルドカードを獲得

8月17日、USオープンを主催するUSTA(全米テニス協会)は、29日に開幕する同大会の男女シングルスのワイルドカード(主催者推薦)を発表。男子では2020年大会のチャンピオンであるドミニク・ティエム(オーストリア/世界ランク228位)、女子では42歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ/女子世界ランク1500位)ら男女各8名がシングルス本戦の出場権を獲得した。



男子の注目は、2020年の男子シングルス決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同2位)に2セットダウンから大逆転勝利を収め、グランドスラム初優勝を果たした元世界ランク3位のティエム。

昨年6月に右手首を負傷し、ツアーから離脱すると一時は352位までランキングが落ちた。今年3月にチャレンジャー大会で復帰して以降も7大会連続で初戦敗退と苦しんでいたが、7月に出場した3つのツアー大会で1度のベスト4、2度のベスト8と勝利を重ね、ランキングを228位まで戻している。

ここまでティエムが戦ってきたサーフェスはすべてクレーコートと、ハードコートでの戦いとなるUSオープンに向けて不安要素はあるが、前週の「ウィンストンセーラム・オープン」(アメリカ・ウィンストンセーラム/ATP250)で、どこまで実戦感覚を取り戻せるだろうか。

女子では、グランドスラム通算7度の優勝を誇り、同大会でも2000年、2001年と連覇を達成しているビーナスが獲得。今年で42歳を迎えるレジェンドは、昨年もワイルドカードを得ていたが怪我のため欠場しており、今夏のウィンブルドン混合ダブルスで復帰するまで約1年間競技から遠ざかっていた。その後、USオープン前哨戦の「シティ・オープン」(アメリカ・ワシントンDC/WTA250)でシングルスに復帰し、ここまで3大会を戦ったがいまだ勝利を挙げられていない。

その他にも2020年の全豪オープン優勝者であるソフィア・ケニン(アメリカ/同412位)や2017年大会でベスト4入りを果たしているココ・バンダウェイ(アメリカ/同125位)らがワイルドカードを獲得した。

USオープンは今月29日より本戦がスタート。予選は23日から26日に行われる。

<男子シングルス本戦WC>
ドミニク・ティエム(オーストリア/世界ランク228位)
サム・クエリー(アメリカ/同278位)
エミリオ・ナバ(アメリカ/同200位)
J.J.ウルフ(アメリカ/同83位)
ベン・シェルトン(アメリカ/同229位)
リーナー・ティエン(アメリカ/同1019位)
ウーゴ・アンベール(フランス/同155位)
リンキー・ヒジカタ(オーストラリア/同199位)

<女子シングルス本戦WC>
ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ/女子世界ランク1500位)
ソフィア・ケニン(アメリカ/同412位)
ココ・バンダウェイ(アメリカ/同125位)
エリザベス・マンドリク(アメリカ/同143位)
ペイトン・スターンズ(アメリカ/同356位)
エレアナ・ユー(アメリカ/同747位)
ハーモニー・タン(フランス/同110位)
ジェイミー・フォーリス(オーストラリア/同150位)

著者:Tennis Classic 編集部