ルードがベレッティーニの追い上げを振り切り準決勝進出

現地9月6日、USオープン男子シングルス準々決勝が行われ、第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/世界ランク7位)は、第13シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同14位)を6-1、6-4、7-6(4)で下し、同大会で初めての準決勝進出を果たした。



今年の全仏オープンで初めてグランドスラム決勝に進んだクレーコートを得意とするルードに対するは、グランドスラム出場5大会連続で8強入りを果たすなどコンスタントに成績を残しているベレッティーニ。

直接対決では、ルードの3勝2敗。だが、いずれもクレーコートでの勝利で、唯一のハードコートでの戦いとなった2020年のUSオープンでは、ベレッティーニが6-4、6-4、6-2で下している。

ルードが長いラリーに持ち込んでミスを引き出せるか、それともベレッティーニがサーブ、フォアハンドの強打を生かしたテニスを展開するかが注目となった。

試合は、第1セット第2ゲームでルードが確実にリターンを返球し、ラリー戦に持ち込んでミスを引き出しブレークに成功する。さらに、第4ゲームでもベレッティーニのサービスゲームを破り、まさに理想通りの展開で2ブレークして一気に5ゲームを連取。6-1でルードが先手を奪った。

2本のアンフォーストエラーだったルードに対し、ベレッティーニは13本とミスが目立った第1セット。第2セットでもルードは広いコートカバーリングで体勢を崩されても、ミスをせず長いラリーに持ち込むと、ベレッティーニも我慢できずにミスが連発。0-1から2度のブレークでリードを広げると、5-2の第8ゲームでルードのストロークが乱れてブレークを許したものの、第10ゲームはきっちりキープ。6-4でセットを連取した。

第2セット後半で盛り返してきたベレッティーニは、トイレットブレークを取り、切り替えて第3セットに突入。ベレッティーニ本来の勢いのあるショットが見られるようになると、ルードにもミスが出て、第2ゲームでベレッティーニがリードを奪う。

それでも1ブレーク差で追いかけたルードは、ベレッティーニのサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームでサーブ&ボレーに出てきた足元に正確なショットを放って、ブレークバックに成功。そのまま突入したタイブレークで、3度のミニブレークを奪って7-6(4)。ノルウェー人として初めてUSオープン準決勝進出を果たした。

今大会の結果次第では、世界ランク1位になる可能性があるルードは、この日の勝利で自己最高となる世界ランク3位以内が確定。ATPライブランキングでは2位に浮上し、優勝あるいは決勝に進出してアルカラスが準決勝までに敗退となった場合、ノルウェー人選手として初めてATPツアーの頂点に立つこととなる。

準決勝では、第23シードのニック・キリオス(オーストラリア/同25位)を7-5、4-6、7-5、6(3)-7、6-4で下した第27シードのカレン・カチャノフ(同31位)と対戦する。

■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
・使用球/[男子]ウイルソン「USオープン・エキストラ・デューティ」、[女子]ウイルソン「USオープン・レギュラー・デューティ」



著者:Tennis Classic 編集部