ルード、自ら攻める姿勢を崩さず決勝進出

現地9月9日、USオープン男子シングルス準決勝が行われ、第5シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/世界ランク7位)と第27シードのカレン・カチャノフ(同31位)が対戦。ルードが7-6(5)、6-2、5-7、6-2でカチャノフを下し、同大会では初めての決勝進出を果たした。



全仏オープンで準優勝したルードは、準決勝で第13シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア/同14位)に6-1、6-4、7-6(4)と完勝。グランドスラム2度目の準決勝に駒を進めた。

一方のカチャノフは、4回戦のパブロ・カレーニョ・ブスタ(スペイン/同15位)戦、準々決勝のニック・キリオス(オーストラリア/同25位)戦とフルセットの接戦を制して、初のグランドスラム4強入りを果たしている。

対戦成績はルードの1勝0敗だが、クレーコートで行われた2020年5月ATPマスターズ1000ローマ大会での勝利と、今大会のサーフェスであるハードコートでは初めての対戦となる。

準々決勝では安定あるストロークを放ったルードだが、この日の第1セットはアンフォーストエラーが多く、第2ゲームで奪ったリードを守り切れない。それでも、第7ゲームでリードを許したルードは、直後の第8ゲームでブレークバックし突き放されずついていく。互いに2度ずつブレークして突入したタイブレークでは、1-0でカチャノフのフォアハンドがネットにかかり、ミニブレークをするとこのリードを守り切り、最後はなんと55本のラリーを制して7-6(5)で第1セットを先取する。

これで勢いが出たルードは、第2セットでショットの精度が一段と上がり自身のサービスゲームでは1ポイントも落とさず。リターンゲームでは2度のブレークに成功し、6-2と2セットアップとした。

一気に勝負をつけたいルードだが、カチャノフも我慢してサービスキープし、チャンスを待つ。第3セットは互いに譲らずサービスキープし、このままタイブレークにもつれるかと思われたが、第12ゲームでカチャノフにブレークポイントが訪れると、ルードのフォアハンドがネットに。7-5でセットを奪い返した。

カチャノフの流れを止めたいルードは、自らストロークで攻め込んでいく。第3ゲームで15-40とチャンスを作ると、カチャノフの角度のあるフォアハンドに対して、強烈なカウンターショットを放ってブレークに成功。

さらに、これ以上離されたくないカチャノフにプレッシャーがかかる第5ゲームでも、攻め込んで2度目のブレーク。5ゲーム連取で一気に突き放して、そのままサービスゲームをキープし、USオープンでは初、今季2度目のグランドスラム決勝へ駒を進めた。

また、今大会後に更新されるランキングでもラファエル・ナダル(スペイン/同3位)を抜いて、2位以上が確定。ルードがグランドスラム初優勝、もしくは準決勝でカルロス・アルカラス(スペイン/同4位)が敗れた場合に世界ランク1位に立つ。

決勝では、第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン/同4位)と第22シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同26位)の勝者と対戦。現地11日16時(日本時間12日5時)より決勝が行われる。

■USオープン2022
・大会日程/2022年8月29日(月)〜9月11日(日)
・開催地/USTAビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニス・センター(時差13時間)
・賞金総額/6,010万ドル(81億7,390万円)
・男女シングルス優勝賞金/260万ドル(3億5,360万円)
・サーフェス/ハードコート(レイコールド)
・使用球/[男子]ウイルソン「USオープン・エキストラ・デューティ」、[女子]ウイルソン「USオープン・レギュラー・デューティ」



著者:Tennis Classic 編集部