チリッチ、2時間43分の熱戦の末にティエムに逆転勝利でベスト8

現地9月28日、「テルアビブ・ウォーターゲン・オープン」(イスラエル・テルアビブ/ATP250)シングルス2回戦が行われ、第2シードのマリン・チリッチ(クロアチア/世界ランク16位)が、元世界ランク3位のドミニク・ティエム(オーストリア/同173位)を6(6)-7、6-2、6-4の逆転で下し、ベスト8入りを果たした。



今年最後のグランドスラムとなったUSオープンで4回戦敗退となったチリッチだが、優勝したカルロス・アルカラス(スペイン/同1位)にフルセットで惜敗と、調子は悪くない。

この日も直接対決で4戦して勝ちのないティエムに対し、第1セットをタイブレークで落としたものの、第2セット以降は強烈なサーブでティエムにチャンスを握らせず順調にサービスキープを続けると、ストロークのミスも減少し、コーナーへ正確なショットを決める。計3度のブレーク成功し、2時間43分の熱戦の末に見事な逆転勝ちを収めてベスト8入りを決めた。

試合が行われた28日に34歳の誕生日を迎え、勝利で祝ったチリッチは、「実は、誕生日に試合をするのは初めてなんだ。(第1セットは)いいプレーをしてもセットを失うことはよくあることで、彼の方が少し上だった。でも、その後も調子が良くて、自分のレベルを上げようと頑張ったよ。サーブでリズムを掴むことができたから、サービスゲームを落とさず試合は良くなっていった。最後の2セットは満足しているよ」と喜んだ。

今季、ツアー優勝こそないものの、4大会でベスト4に進出しているチリッチ。「今年はどの大会でもいい感じでプレーできたね。よくトレーニングし、よく練習してクレーコートでリズムを掴んだんだ」と、2018年全豪オープン以来となるグランドスラム4強入りを果たした全仏オープンで流れに乗ったという。

この日も怪我から復活途中とはいえ元世界3位に対し、「このレベルでプレーできることは、僕にとってとても刺激的なことだ。今日のドミニクからの勝利は、僕にとって今季最高の勝利かもしれないね」と語った。

また、右手首の怪我から復帰し、上位を目指すティエムに対しては、再びトップ10に入るかどうかは何とも言えないとしながらも、「僕たちはこういう状況に陥ったことがある。けれど、彼ならできる、間違いない。彼はファンタスティックなプレーヤーで、僕は彼の成功を願っている」とエールを送った。

準々決勝でチリッチは、ボティック・ファン・デ・ザンツフルプ(オランダ/同35位)とリーアム・ブロディ(イギリス/同174位)の勝者と対戦する。

著者:Tennis Classic 編集部