西岡良仁、4年ぶりとなるツアー2勝目で自己最高ランキング41位に

10月4日、先週行われた「ユージン韓国オープン」(韓国・ソウル/ATP250)で4年ぶり2度目のツアー優勝を果たした西岡良仁(ミキハウス/世界ランク41位)が、「楽天ジャパンオープン」出場を前に記者会見に出席。日本人男子では、錦織圭(ユニクロ)に次ぐツアー複数回優勝を成し遂げ、「別の歴史を作っていけるのはうれしい」と喜びを語った。



同大会で西岡は、初戦でダニエル・エバンズ(イギリス/同25位)を下すと、2回戦でダニエル太郎(エイブル/同95位)、準々決勝で当時世界ランク2位のキャスパー・ルード(ノルウェー/同3位)からキャリア最大の勝利を挙げて快進撃を続けると、準決勝でもアレクサンダー・コバセビッチ(アメリカ/同167位)を破って、今季2度目のツアー決勝進出を果たす。

そして、決勝ではツアー初優勝を果たした2018年ATP250深セン大会で勝利しているデニス・シャポバロフ(カナダ/同22位)に対し、西岡はコートを立体的に使って粘り強くプレー。シャポバロフを翻弄し6-4,7-6(5)で破って、4年ぶり2度目のツアー優勝を果たすとともに、日本人男子では錦織圭(ユニクロ)に次ぐ2人目となるツアー複数回優勝を成し遂げた。

会見で西岡は、「2勝目は嬉しかったですね。別の歴史を作っていけるというところではうれしい」と落ち着きながら改めて優勝を噛み締めるように話す。

大会直前に女子テニスの土居美咲(ミキハウス)の元コーチであるクリスチャン・ザハルカ氏と、試験的にタッグを組んで意見を交換。技術の話よりもモチベーションアップや相手を分析して話し合う戦術面で大きな効果があったという。

今回の優勝で自己最高ランキングとなる41位にランクインし、グランドスラムでのシード獲得も見えてきた西岡。今季中に失効するポイントは2大会で28ポイントと少なく、まだまだ積み上げることができるだろう。そのため「今大会もすごい重要になる」と気合いが入る。

凱旋試合となる今大会に向けては、韓国オープンと比べて、サーフェスが速いことや気温が異なるためにボールの飛びが若干異なるとし、その部分で調整は必要としたが、「基本的に大きく変わる部分はないし、時差もないから楽」とコメント。また、韓国オープン決勝でマッサージを受けていた左肩は、「痛みというよりは違和感がある」と、より強いサーブを打つことを意識していたために疲労がたまった影響だと述べた。

大会3日目となる5日のセンターコート第2試合(第1試合は11時開始)に組まれた初戦では、ミオミール・ケマノビッチ(セルビア/同33位)と対戦。直接対決で2勝1敗としており、直近では2021年10月にATP250サンクトペテルブルク大会の予選決勝で対戦し、西岡が6-3、4-6、6-2で勝利している相手だ。

連戦で疲れがたまっているが、「自分的には元気。まだまだできるかなと思うので今週精一杯頑張っていい試合を届けたい」と3年ぶりに日本で開催される大会で躍動したいと語った。

著者:Tennis Classic 編集部