ジョコビッチ、ムゼッティへ「明るい未来が待っている」

現地11月3日、「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATPマスターズ1000)シングルス3回戦が行われ、第6シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク7位)が、カレン・カチャノフ(同19位)を6-4、6-1で下し、同大会10度目のベスト8入りを果たした。



ディフェンディングチャンピオンとして今大会を迎えたジョコビッチは、初戦となった2回戦でサーブ&ボレーヤーのマキシム・クレッシー(アメリカ/同34位)を7-6(1)、6-4で下して3回戦に進出。3回戦では、2018年大会決勝で敗れているカチャノフと対戦した。

第1セット、カチャノフの最初のサービスゲームとなった第2ゲームでブレークに成功したジョコビッチは、3-0と順調な滑り出しを見せる。だが、第5ゲームでわずかなほころびが生まれてピンチを迎えると、ダブルフォールトでブレークを許し、再びイーブンに戻されてしまう。

それでも大会前に、「多くの選手が昨年のコートの遅さ、コンディションに不満を抱いていたようだ。だから、大会はスピードを上げたようなんだ」と、サーフェスが昨年より速くなっていることに言及していたジョコビッチ。それに順応するかのように、テンポの良いストロークで流れを手放さない。第10ゲームで2度目のブレークに成功し、6-4で第1セットを奪った。

第2セットでも勢いを保ったジョコビッチは、1-1から一気に5ゲームを連取。2005年の初出場から通算10度目となるベスト8入りを果たした。

9月のATP250テルアビブ大会、10月のATP500アスタナ大会と2大会連続優勝中のジョコビッチは、「カザフスタンやイスラエルの大会と比較することはできないけど、いい方向に進んでいることは確かだよ。第2セットは、第1セットとは違って、自分のゲームをレベルアップさせることができたと思うし、それを最後までやり遂げることができて満足しているよ」と語った。

準々決勝では、第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/同3位)を下した20歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア/同23位)と対戦する。

過去2度の対戦でいずれも勝利を挙げている相手について、「彼には明るい未来が待っているよ。若い選手がツアーで活躍するには、常にいいプレーができるようなバランスを見つけ、何が必要なのかを理解することに数年かかるもの。1つのサーフェスだけでよいプレーをしてもトップ選手にはなれないんだ。彼はすべてのサーフェスで上達しているし、片手バックハンドはツアー屈指の美しさだ」と将来性のある選手だとコメント。「自信をつけているし、ここで3人の優れた選手を倒している。失うものはないんだ。楽しみだよ。準備をして勝ちたいと思う」と次戦に向けて気を引き締めて戦いとした。

著者:Tennis Classic 編集部