年間1位の可能性はアルカラス、ナダル、チチパスの3人に絞られる

前週の「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATPマスターズ1000)をもって男子テニスのレギュラーシーズンが終了。残すところは、今週開催される21歳以下の8名で争われる「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ)と、13日よりスタートする今季の獲得ポイント上位8名で争われる「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)だけとなり、年間最終ランク1位の可能性がある選手は、3選手に絞られた。



7日に更新されたATPランキングで1位に立っているのは、USオープンを制した19歳のカルロス・アルカラス(スペイン)。今季ツアー5勝を挙げ、6820ポイントとなっている。だが、ATPマスターズ1000パリ大会準々決勝で左内腹斜筋を断裂。全治6週間の怪我により、ツアー最終戦を欠場することとなった。

その中、アルカラスを追いかけ、年間最終ランキング1位の可能性があるのは、5820ポイントで2位のラファエル・ナダル(スペイン)と、5350ポイントで3位のステファノス・チチパス(ギリシャ)の2人。昨年のツアー最終戦では、ナダルが欠場し、チチパスもラウンドロビンを1試合戦った後に右肘の故障により棄権。失効するポイントがなく、今年のツアー最終戦で獲得したポイントがそのまま加算されることとなる。

ツアー最終戦は、3試合行われるラウンドロビン1勝につき200ポイント、準決勝で400ポイント、優勝で500ポイントが加算され、最大で1500ポイントを獲得できる。そのため、3位のチチパスがアルカラスを抜くには、全勝で優勝することが必須。2019年大会以来、2度目のタイトルを獲得するとともに初の年間1位がかかる。

また、ナダルも最低でも決勝に進まなければ、1位は見えてこない。過去10度の出場で2度の準優勝と1度も優勝できていない大会、かつATPマスターズ1000パリ大会でも初戦敗退と状態は上がっていないが、6度目の年間1位を実現することができるだろうか。

なお、ナダルがラウンドロビンで3戦全勝し準優勝した場合、アルカラスと同ポイントになる。その際、グランドスラムとATPマスターズ1000(モンテカルロは除く)、ATPファイナルズ本戦の合計ポイントの多い選手が上位となるため、全豪オープンと全仏オープンを制しているナダルが年間最終ランキング1位となる。

1973年に始まったランキングシステムで最年少での年間1位にアルカラスが輝くのか、それともナダル、チチパスによる大逆転での年間1位は起こるのだろうか。大会は、13日に開幕し、組み合わせ抽選は現地10日に行われる予定となっている。

<ツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」出場選手>
ラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク2位)
ステファノス・チチパス(ギリシャ/同3位)
キャスパー・ルード(ノルウェー/同4位)
ダニール・メドベデフ(同5位)
フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同6位)
アンドレイ・ルブレフ(同7位)
ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同8位)
テイラー・フリッツ(アメリカ/同9位)

著者:Tennis Classic 編集部