世界4位ルード、勢いのあるオジェ・アリアシムをストレートで破り白星スタート

現地11月13日、男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)が開幕。シングルスの開幕戦では、第3シードのキャスパー・ルード(ノルウェー/世界ランク4位)が、第5シードのフィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同6位)を7-6(4)、6-4のストレートで下し、白星発進を決めた。



同大会は、年間の獲得ポイント上位8名のみが出場できる大会。4名ずつのグループで予選を行い、上位2名が決勝トーナメントに進むことができる。

大会初日に行われたシングルスは、グリーングループの2試合。第3シードで今大会を迎えたルードは2年連続の出場で、昨年は準決勝でダニール・メドベデフ(同5位)に敗れ、ベスト4に終わっている。

初戦の相手は、10月のATP250フィレンツェ大会から3週連続優勝などシーズン後半で勢いに乗るオジェ・アリアシム。8月のATPマスターズ1000モントリオール大会で6-1、6-2で完勝している相手だが、ルードの試合前の心境は「絶好調だからそれを止めよう」と油断はなかった。

ルードは、ミスの少ない安定したプレーを試合序盤から披露。危なげなくサービスキープを続けていく。一方のオジェ・アリアシムもビッグサーブを生かしてブレークポイントを与えず、第1セットは拮抗したままタイブレークに突入。ここでルードはラリー戦に持ち込んでミスを引き出し、4-4から3連続ポイントでセットを奪った。

続く第2セットも細かくポジションを変えてオジェ・アリアシムのパワフルなショットに対応したルード。3-3の第7ゲームでブレークポイントを握ると、オジェ・アリアシムが痛恨のダブルフォールトを犯し、ブレークに成功すると、そのままリードを保って6-4。ストレート勝利で幸先の良いスタートを切った。

試合後、ルードは「僕にとって素晴らしい勝利だ。自分の力を出し切らないと勝てないということはわかっていた。この数週間、信じられないような快進撃を続けているフィリックス(オジェ・アリアシム)に、自分のベストを出せなければ簡単に負けてしまうと思っていたんだ。絶好調の相手に勝ててうれしいよ。このサーフェスでアグレッシブな選手を倒せたというのは自信になる。僕にとって最高のスタートだ」と満足なプレー、結果だとした。

今季、3度のツアー優勝に加え、全仏オープンとUSオープンで準優勝したルードは、世界ランクも自己最高となる2位を記録した一方で、シーズン後半に苦戦。9月下旬からのアジアシーズンでは、韓国と日本でプレーしいずれも大会の序盤で敗退。3週間の休養でリフレッシュして臨んだスイス・バーゼルとフランス・パリでの大会も結果が伴わなかった。

それでも「スポーツをやっていれば、誰であれ困難な時期はやってくる」と結果を受け入れ、「今日のような勝利で、少しでも自信とエネルギー、モチベーションを取り戻したい。1年をいい形で終われるようにね。グループリーグを突破できないより、突破して年を越した方がいいに決まっている。それがツアーでの僕の1年の終わりになることを願っているよ」と、前向きにシーズンを終えたいと語った。

ルードは、大会3日目に行われる次戦で第8シードのテイラー・フリッツ(アメリカ/同9位)と対戦する。

【グリーングループ】
ラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク2位)
キャスパー・ルード(ノルウェー/同4位)
フィリックス・オジェ・アリアシム(カナダ/同6位)
テイラー・フリッツ(アメリカ/同9位)

【レッドグループ】
ステファノス・チチパス(ギリシャ/同3位)
ダニール・メドベデフ(同5位)
アンドレイ・ルブレフ(同7位)
ノバク・ジョコビッチ(セルビア/同8位)

著者:Tennis Classic 編集部