ジョコビッチ、7年ぶり6度目のタイトルへ好発進

現地11月14日、男子テニスのツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(イタリア・トリノ)予選のレッドグループ第1戦、第7シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア/世界ランク8位)が、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ/同3位)を6-4、7-6(4)で下し、6度目のタイトルへ好スタートを切った。



同大会は、年間の獲得ポイント上位8名の限られた選手のみが出場できる大会。4名ずつのグループで予選を行い、上位2名が決勝トーナメントに進むことができる。2012年大会から4連覇を含む過去5度の優勝を誇るジョコビッチは、今大会でロジャー・フェデラー(スイス)に並ぶ史上最多6度目のタイトルを狙う。

初戦では、2019年大会優勝者のチチパス。対戦成績では9勝2敗となっており、2019年のATPマスターズ1000上海大会で敗れてから8連勝中である。

その相性の良さを見せつけるように、ジョコビッチは硬さの見えるチチパスの最初のサービスゲームをブレーク。早々にリードを奪うと、調子を上げるチチパスに隙を与えず6-4で第1セットを先取する。

続く第2セットでは、第4ゲームで2本連続のダブルフォールトでピンチを迎えたジョコビッチだが、精度の高いストロークでピンチをしのいでリードを許さない。互いに一歩も譲らない激しい試合となり、そのままタイブレークに突入。2-1でジョコビッチがバックハンドの華麗なパッシングショットを放ってミニブレークすると、続くポイントも奪ってリードを広げて、7-6(4)で試合を締めた。

これでチチパスに9連勝。6度目のタイトルに向けて好発進を決めたジョコビッチは、「試合の出だしはとても良かった。高度があり、サーフェスが速く、リターンが難しいコンディションだから僕も彼も簡単に取れるサービスゲームが多くなる。つまり、良いサーブを打てば、多くのフリーポイントを奪えるということ。サーブがうまい相手の最初、あるいは2度目のサービスゲームでチャンスを掴む可能性があるだろう思っていた。その通りになって、チャンスを生かせたよ」とコメント。

「コート後方からのプレーは堅実だったし、彼を翻弄することができた。サーブも良かったし、重要なポイントでは必要な時にリターンを返すことができた。素晴らしいパフォーマンスだったね」と自画自賛のプレーができたと語った。

同大会で7年ぶり、そしてフェデラーに並ぶ6度目の優勝を狙い、会心の勝利でスタートを切ったジョコビッチ。「このスポーツの歴史を作ることは、僕にとって常に大きなモチベーションになる。その立場にいることは、大きな喜びで名誉なこと。それがもっと良いテニスをするための刺激になっているんだ」と貪欲に勝利を目指していきたいとした。

現地16日には、第6シードのアンドレイ・ルブレフ(同7位)と対戦する。

<グリーングループ>
1位:テイラー・フリッツ(1勝0敗/アメリカ/世界ランク9位)
2位:キャスパー・ルード(1勝0敗/ノルウェー/同4位)
3位:フィリックス・オジェ・アリアシム(0勝1敗/カナダ/同6位)
4位:ラファエル・ナダル(0勝1敗/スペイン/同2位)

<レッドグループ>
1位:ノバク・ジョコビッチ(1勝0敗/セルビア/同8位)
2位:アンドレイ・ルブレフ(1勝0敗/同7位)
3位:ダニール・メドベデフ(0勝1敗/同5位)
4位:ステファノス・チチパス(0勝1敗/ギリシャ/同3位)

著者:Tennis Classic 編集部