綿貫陽介が逆転勝利で全豪オープン本戦出場に王手

1月11日、「全豪オープン」男子シングルス予選2回戦が行われ、綿貫陽介(フリー/世界ランク138位)が2本のマッチポイントを防いで逆転勝利を収め、予選決勝に進出。野口莉央(明治安田生命/同207位)、杉田祐一(三菱電機/同913位)は、予選2回戦敗退となった。



9日からスタートした全豪オープンのシングルス予選。3試合を勝ち抜けば本戦への切符を手にすることができる。

予選2回戦が行われた10日には、昨年に続いて全豪オープン予選3度目の挑戦となった第30シードの綿貫が登場。元世界ランク39位のミハイル・ククシュキン(カザフスタン/同195位)に対し、第1セットを4-6で落とし、第2セットも第4ゲームで先にブレークを許してしまう。

だが、3-5の第9ゲームで2本のマッチポイントをしのいでブレークに成功すると、タイブレークを制して第2セットを奪取。勢いを取り戻した綿貫は、最終セットで1ブレークのリードを保って、4-6、7-6(3)、6-3の逆転勝利で本戦出場に王手をかけた。予選決勝では、第5シードのファン・パブロ・バリラス(ペルー/同104位)と対戦する。

グランドスラム予選に初出場となった野口は、予選1回戦で地元オーストラリアの若手を下したが、エルネスト・エスコベド(アメリカ/同310位)との予選2回戦では3度のブレークチャンスを生かせず、3-6、4-6のストレートで敗戦。プロテクトランキングで出場の杉田もエミリオ・ナバ(アメリカ/同178位)とのフルセットマッチを制すことができず、予選決勝進出とはならなかった。

なお、自己最高ランキングを更新した西岡良仁(ミキハウス/同33位)は第32シードとなり、オープン化以降では錦織圭(ユニクロ)に次いで日本人男子では2人目となるグランドスラムでのシード権を獲得。ダニエル太郎(エイブル/同95位)も本戦ストレートインとなっている。

<シングルス予選2回戦日本人男子試合結果>

○綿貫陽介[30] 4-6 7-6(3) 6-3 ●ミハイル・ククシュキン(カザフスタン/同195位)

●杉田祐一 3-6 6-3 3-6 ○エミリオ・ナバ(アメリカ/同178位)

●野口莉央 3-6 4-6 ○エルネスト・エスコベド(アメリカ/同310位)

<シングルス予選決勝日本人男子対戦予定>

・コート13第4試合(日本時間12日11時以降第3試合開始)
綿貫陽介[30] vs. ファン・パブロ・バリラス(ペルー/同104位)[5]


著者:Tennis Classic 編集部