9月25日、「東レ パン パシフィック オープンテニス」(東京・有明/WTA500)シングルス1回戦で、日比野菜緒(ブラス/世界ランク92位)と本玉真唯(島津製作所/同148位)が対戦。6-2、6-4で本玉に軍配が上がった。
現在の世界ランクで日本人上位2名のカードとなったこの試合。本戦ストレートインでこの試合が初戦となった日比野に対し、前々週の「木下グループ・ジャパンオープン」(WTA250)でベスト4に入り、好調の本玉は予選2試合をいずれもストレートで勝利し本戦入りを果たした。
試合は第1ゲームから本玉がブレークに成功。スタートダッシュを決めると、第3ゲームも日比野のサービスゲームを破ってリードを広げる。その後、日比野に1つブレークを許した本玉だが、攻守にわたってストロークが冴え、6-2でセットを奪う。
続く第2セットではスライス、ループボールを織り交ぜ、3ゲームを連取した日比野だが、「自分のテニスをしたくなってしまった」と真っ向勝負に出る。これに応えるように本玉も闘志をむき出しにして、力のこもった鋭いストロークを放つと、2度のブレークで一気に5ゲームを奪取。日比野に打ち勝って2回戦進出を果たした。
予選から快勝続きの本玉は、「“今日も”試合の入りがとても良くて、序盤から自分のペースでいけたのが良かった。私の滑るボールはあまり好きではないかなと思っていた。自分のプレーを最初から最後まで貫き通せた」と納得のいくプレーができたと語った。
次の対戦相手は、今年の全仏オープンを制している第1シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド/同2位)。「今の自分のプレーがどこまで通用するのかを見てみたい。今日のように思い切り戦っていこうと思っています」とした。
著者:Tennis Classic 編集部