日本がコロンビアを下して来季ファイナル予選に進出
11月11日、女子国別対抗戦「ビリー・ジーン・キング・カップ by Gainbridge」プレーオフの日本対コロンビア(東京・有明コロシアム/11月10日〜11日)第2日を迎え、シングルス2試合とダブルス1試合が実施。日本は3勝2敗で来年4月のファイナル予選に進むことが決まった。



10日に行われた第1日では、本玉真唯(島津製作所/世界ランク124位)が元世界ランク33位のカミラ・オソリオ(同79位)に4-6、4-6で敗れたものの、第2試合で日比野菜緒(ブラス/同90位)がエースらしい戦いぶりを見せてユリアナ・リアラソ(同823位)を6-2、6-4で撃破。1勝1敗で第2日を迎えた。

勝利すれば王手をかける第3試合は、日比野とオソリオのエース同士の戦いに。先に2度のブレークを許した日比野は、終盤に1つ返したものの第8ゲームで再びサービスゲームを破られ、2-6でセットを落とす。第2セットもオソリオがラリーの主導権を握り、日比野は第2ゲームでブレークされる苦しい展開となる。日比野らしい鋭いショットで先に攻撃するプレーも出たが、ポイントが続かず6ゲーム連取され2-6、0-6で完敗を喫した。

1勝2敗とあとがなくなった日本は、前日に惜しくも敗れている本玉が、マリア・エラソ・ゴンサレス(同531位)と対戦。直前に対戦相手が変更かつサウスポーになった本玉は、驚いたとしつつも「自分のやるべきことは変わらない。相手のプレースタイルはまったくわからなかったが、左利き特有のバックサイドからのスライスサーブなどポイントを抑えていけば大丈夫だなと試合中に考えられたので良かった」と落ち着いて対応する。両セットの第1ゲームでブレークし流れを掴むと、気持ちのこもったプレーで6-2、6-2で快勝。最後のダブルスに望みを繋げた。プレッシャーのかかる場面での勝利に、「私が負けたら(チームが)負けということですごい緊張したが、昨日の反省点を生かして、自分のプレーはしっかりできた」と笑みをこぼした。

そして、運命のダブルスには日本が誇るダブルう最強ペアの青山修子(近藤乳業/ダブルス同12位)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス/ダブルス同14位)が登場し、オソリオ(ダブルス同282位)/リアラソ(ダブルス同116)と対戦した。杉山愛監督から「チーム・ジャパンにとって心強いペア」と信頼を置き、国別対抗戦で7戦無敗の青山/柴原は、序盤から積極的なプレーを見せるもリードを守り切れない。だが、最後まで攻撃的な姿勢を貫き、第12ゲームでブレーク。7-5でセットを奪うと、第2セットは観客、チームの後押しもあり2度のブレークに成功し6-2。ストレート勝利で来年4月のファイナル予選進出を決めた。

「久しぶりに(チームの勝敗の)かかった試合」と難しい試合だったとした青山だが、「いい緊張感を持ちながら最初から最後まで戦うことができた。(ネット)前で自分のやるべきことは最後までできたし、柴原選手もアグレッシブなショットを打ってくれ2人でいいプレーができた」と振り返った。また、柴原も「ワクワクする気持ちで(試合に)入り、チームのみんなと相談しながらいい作戦でできたのが良いプレーにつながった」とチーム全員での勝利だとした。

タフな試合が続きながら、就任1年目で来年行われるファイナル予選の出場権を手にした杉山監督は、「1年を通して、良い積み重ねをみんながしてきてくれたからこそ大きな舞台で勝利をもぎ取れた。アジア/オセアニア(・グループ)も含めて出場してくれた選手に感謝したい気持ちでいっぱい」とコメント。

2020年以来となる4年ぶりのファイナル予選に向け、「やっとスタート地点に立てた。目標ではあったけれど、ここからが本当の戦い」と述べ、選手個々のさらなるレベルアップを期待した。

著者:Tennis Classic 編集部